◆へしこ作り①(鯖の背開き・塩漬け)

 本日、食文化館では、当館ボランティアグループ“かけはしサポーター”と一緒にへしこを作る講習会を開催し、一般公募で募集した参加者を含め14名がへしこ作りにチャレンジしました。
 若狭おばまの特産物であるへしこは、昔家庭でも作られていましたが、最近はあまり作られることもなくなったため、参加者はめずらしがりながらも、取り組んでいました。
※次回は4月12日に糠漬け(本漬け)を行う予定です。興味のある方は是非ご見学下さい。

◆足湯開き

 食文化館では、冬季期間は閉鎖していた「足湯」を再開するにあたって、小浜の観光PR大使“キララメイツ”や地元の保育園児26名などを招き「足湯開き」を行いました。
 当館マリンデッキの足湯につかりながら、小浜湾や久須夜岳の風景をお楽しみ下さい。
※足湯は無料です。
(9:00~18:00:毎月第3水曜は休み)

◆作ってみよう!ホンモノそっくり食品サンプル

 来館されるお客様に大人気の、食文化館に展示されている多数の料理のレプリカ(サンプル)。今回は扱い
 やすいロウを使っての天ぷら作りに挑戦してもらいました。
 あらかじめ用意したエビや野菜などに衣をつくって仕上げ、ご家族連れなど40名を超える多くのお客様に楽しんでいただきました。
※今回の体験では、食文化館の展示品を手がけた会社より講師をお招きして実施しました。

◆キッズキッチン拡大編「御食国のごちそう」

 食文化館で、今年度最後となるキッズキッチン拡大編が行われ、18名の子供が参加しました。「御食国のごちそう」というテーマで、若狭小浜名物“焼き鯖”を使った押し寿司や“でっちようかん”などを作りました。
 参加した子供達は、食育専門員から「御食国」が育んだ豊かな食についての説明を受け、調理に取り掛かりました。焼き鯖の押し寿司作りでは、牛乳パックを利用して、彩り鮮やかな春らしい飾り付けを行いました。
※「御食国」・・・奈良時代・平安時代の古来より、海の幸などの食材を京都の朝廷へ献上していた国の総称。若狭小浜の他にも伊勢・志摩や淡路島がある。

◆台湾テレビ局の取材

 台湾で連続テレビ小説「ちりとてちん」が放映されるのに合わせ、現地の方々に若狭の伝統・文化を知っていただくため、福井県各地を取材している台湾のテレビ局が、食文化館を訪れました。
 取材では、実際に司会者の方が「若狭塗り箸」の研ぎ出しを体験されました。指導には若狭塗り職人の古川さんがあたり、その特徴や歴史についても解説しました。
※「ちりとてちん」・・・上方落語の演題(江戸では「酢豆腐」という)で、知ったかぶりでいやみばかり言う隣人に、ご隠居様が一計を案じ、腐った豆腐を「これは長崎名物の“ちりとてちん”だ」と言って食べさせるというお話。

◆御殿雛

 今年も食文化館1階の町家に雛人形を飾りました。飾り付けには、当館のボランティアグループの“かけはしサポーター”が携わりました。
 “御殿雛”は、おもに上方(関西)の慣わしで、明治時代~昭和の中頃まで一般の家庭でも飾られていたものです。上方では内裏雛が住む御殿を、最上階に置くのが一般的でした。
 ちなみに“七段飾り”は江戸(東京)の慣わしといわれています。

◆米と米粉を使った料理教室

 本日、キッチンスタジオでは、北陸農政局主催の「米と米粉を使った料理教室」が開催されました。料理研究家の出倉弘子さんが講師を務め、以下のメニューが作られました。
・炊飯器で作るガトーショコラケーキ   
・炊飯器で作る米粉パン
・米粉かき揚げ                
・米粉ドーナツ
 参加した方達は、講師の出倉さんのアドバイスに熱心に耳を傾けながら、調理に取り組んでいました。
※米粉は近年消費が減り続ける「米」の需要を拡大するため、最近では、様々な地で料理・お菓子作りに用いられています。

◆自家製「へしこ」の樽出し&味わう会

 「へしこ」は焼いて食すのが一般的ですが、それ以外の食べ方も楽しんでもらおうと、この様な企画を実施しました。
 今回樽出しした“へしこ”は、食文化館ボランティアグループ「かけはしサポーター」が昨年の春に漬け込んだものです。
メニューは以下の通りです。
・へしこの押し寿司         ・パスタ
・パリッとへしこポテト         ・サラダ
・梅酢ゼリー
 どの料理も「へしこ」がアクセントになった、食べやすいものばかりです。是非ご家庭でも「へしこ」の新たな味わい方を発見してみて下さい。 ※「へしこ」=昔からの若狭地方の伝統保存食で、背開きにした鯖を、塩に2週間漬け込み、その後、糠・鷹のつめなどに、約10ヶ月位漬け込んだものです。

◆季節の調理体験=如月編=

 今回の調理体験は、季節の野菜をたっぷり使った以下のメニューで行いました。
 ・白ごはん
 ・根菜バーグ  ・若狭かんらんのふんわり炒め
 ・大根のつるつるスープ  ・黒糖クレープ
 若狭産の“かんらん(=甘藍、キャベツの別名)”を使った炒め物やゴボウや人参などの根菜を使ったハンバーグなど、寒いこの季節、体の調子を整えるのにぴったりです。
来月の調理体験では、郷土料理の“なまぐさ汁”、野菜のかき揚げ丼、豆乳デザートを予定しております。是非ご参加下さい。 

◆さぁ!君も「若狭和紙」を作ろう!!

 パナソニックが主催するキッズスクールが食文化館で開かれ、参加した子ども達は、「若狭和紙」作りに挑戦しました。
 順番に紙漉きをし、思い思いの模様や色付けをしました。
 その後、出来上がった葉書サイズの和紙にメッセージを書いたり、絵を描いたりして仕上げました。
 完成した葉書を手前に、子ども達は満足気な表情でいっぱいでした。