5月2007

◆講演会「鯖街道復活を目指して!」

 食文化館では、福井県立大学大学院で、海洋生物資源学を専攻する中澤雄介さんを講師に招き、講演会を実施しました。
 中澤さんは、一昨年前から、「鯖」に焦点をあて、その成長のメカニズムや養殖技術等について研究を進めています。
 この講演会には、地元の水産加工業者をはじめ、50人を越える人々が参加。参加者は熱心に耳を傾け、質問するなど、鯖に対する関心の高さが窺えました。
 中澤さんは最後に、「この研究を通し、かつて若狭湾で大量に鯖が捕れて、賑わいを見せた時代の『鯖街道』を復活させたい」と抱負を語りました。

◆外国人の方との『料理講習会』

 日本各地を自転車で旅する外国人旅行者のグループが、食文化館キッチンスタジオで、地元の人と一緒に、料理講習会に挑戦しました。
 今回の料理講習会では、小浜の郷土料理をアレンジした、焼き鯖のちらし寿司、麩の辛子和え、そうめん汁、豆腐白玉の4品を作りました。
 外国人の参加者は皆、日本の風景や文化に興味のある方々ばかりで、調理をする時も、一つ一つの食材を確かめるように、楽しんで臨んでいました。
 調理を終えた一行は、また次の目的地へ旅立って行きました。

◆季節の調理体験=皐月編=

 本日、季節の調理体験=皐月編=が行われ、参加者は、カニチャーハン、筍とわかめのがんもどき、春キャベツのピリッとスープ、抹茶プリンの4品に挑戦しました。
 カニチャーハンには、地元で製造されたカニの缶詰を、がんもどきには、若狭わかめを使うなど、地場産食材、季節の野菜をふんだんに使った調理体験となりました。
 また、抹茶プリンも、この季節にふさわしい鮮やかな緑色のものに仕上がりました。
 ご家庭でも、地場産食材、旬の食材を取り入れた調理をされてみてはいかがでしょうか!

◆「はたらく乗り物」大集合!!

 食文化館マリンデッキ前には、パトカー、消防車、海上保安庁の巡視艇など、「はたらく乗り物」が集合。また子ども達に大人気の「白バイ」も登場しました!
 参加した子ども達は、子ども用の防火服を身に付けて乗車体験をしたり、記念写真をとってもらうなど、楽しい一日を過ごしました。

◆チャリンコ紙芝居やさん

 本日、午後2時から食文化館1階町家前にて、チャリンコ紙芝居を催しました。
 はじめに、参加した子ども達全員にキャンディーが配られました。読み手も、それぞれの登場人物になりきって本格的な紙芝居を披露していただきました。
 子ども達は、紙芝居の醸し出す不思議な世界に引き込まれ、真剣な表情で見入っていました。

◆じいと一緒に作る「きなこ飴」

 ボランティアグループ「かけはしサポーター」の一員である、「じい」こと山中昭三さんは、普段は食文化館の様々な活動でご活躍されています。また、お菓子作りを趣味とされていて、今回のGW企画では、ご自宅でもよく作るという昔懐かしい“きなこ飴”のレクチャーをしていただきました。
 火にかけ、ぐつぐつ煮立った水飴、黒糖をきなこと混ぜ合わせ、練り上げて細い棒状にします。熱いうちに練って適量な大きさに切る作業は、スピードを必要とします。参加した子ども達のほとんどが初めての体験となりましたが、出来上がった「きなこ飴」を美味しそうに食べて、またお土産に持ち帰りました。

◆GWイベント報告 「食育かるた」に挑戦!

 若狭東高校の生徒達が手作りで制作した「食育かるた」が、初めて食文化館で披露されました。
 「食育かるた」には、食材に対する感謝の気持ちや、「へしこ」などの若狭地方の名産品が詠われていて、参加した子供達は、真剣な表情ながらも、笑顔をみせながら、臨んでいました。