食文化館の出来事

御食国若狭おばま食文化館 開館15周年記念イベントを開催中です!

食文化館は、9月14日、おかげさまで開館15周年を迎えました。

この節目の年を記念して、食文化館では記念イベントを開催しています。

連休中は1階インフォメーションの特大バースデーケーキ(写真)で沢山のお客様をお迎えし、小浜市の公認キャラクター、サバトラななちゃんもお祝いに駆け付けてくれました。

食文化館のこれまでの歩みを振り返った「15周年の歩み写真展」は月末の30日まで、企画展示「幕末・明治の食文化~日本における肉料理のはじまり~」は来年3月12日まで開催中です。

ぜひ、食文化館に足をお運びください。

企画展示「幕末・明治の食文化 ~日本における肉料理のはじまり~」を開催しています!

食文化館ミュージアムでは、企画展示「幕末・明治の食文化 ~日本における肉料理のはじまり~」(幕末明治福井150年博関連イベント)を開催しています。

見どころの一つは鹿鳴館の晩餐会メニュー(レプリカ)。
鹿鳴館は、明治の元勲・井上馨(かおる)が外交のために建設した迎賓館です。そこで催された晩餐会から、当時の最先端の西洋料理を知ることができます。

明治維新後、日本は牛鍋など「洋風の食材」で日本料理を作るのみでしたが、明治半ばになると上流階級のあいだで「西洋料理」が受け入れられていきます。鹿鳴館の建設は丁度この時期にあたり、メニューには牛ヒレ肉のステーキや七面鳥の蒸し焼き、鶉(うずら)のローストなど、豊富な肉料理が並びました。

本展示では他にも、江戸幕府とペリーの宴会を伝えた当時の瓦版(ニュース速報)や、家庭に肉料理が広まり始める火付け役となった明治・大正時代の料理書など、貴重な資料も公開しております。

ぜひ、食文化館にお越しいただき、ご覧になってください。

精霊船(しょうらいぶね)を見に行ってきました!

小浜市内の海沿いの集落では、お盆の終わりに供物や塔婆をのせた大きな藁製の精霊船を海に流す行事があります。お盆でお迎えした先祖の精霊を船で送る風習です。

今回は田烏区の精霊船を見学させていただきました。田烏区では南組と北組に分かれて精霊船の行事が行われており、各組は法楽寺と永源寺の檀家となっています。

船には施餓鬼会(せがきえ)で使った笹と五色旗が飾られます。浜に置かれた船の中に、住民が次々に供物やお花を入れていき、艫(とも)の骨組みにもなっている竹で出来た賽銭箱に賽銭を入れていました。田烏南組の供物は、赤飯や団子、果物を大きな蓮の葉で包んだものでした。

住職による読経や、住民による和讃のあと、精霊船は漁船にのせられ、防波堤の内側を三周してから沖に出ていきました。浜に集まった人々は、それを合掌して見送っていました。

住民のお話しによると、かつて精霊船は子どもが中心となって作っていましたが、現在は大人が作ることがほとんどとのことです。

今後も永く守り伝えてほしい小浜の行事の一つですね。

町屋に地蔵盆の飾りつけを行いました!

食文化館では、ボランティアのかけはしサポーターが町屋に地蔵盆の飾りつけを行いました。

地蔵盆とは、毎年8月23日に子どもたちを中心に行われる地蔵の祭りです。小浜市の小浜・雲浜・西津地区などでは、子どもたちが絵の具で石の地蔵にカラフルに色を塗る「化粧地蔵」がよく知られています。地蔵のために雛壇のような祭壇をつくり、団子や御膳などいろいろな供物を供えるのも特徴です。

江戸時代の若狭の郷土誌『拾椎雑話』には、「毎歳七月二十三日より四日へかけ、子供集まり、町の辻に有る石仏に盛物をそなえ、旗をたて鉦(かね)をたたき地蔵祭と云う」とあり、「正徳の頃」(1711~1716)以降に流行し始めたとも記されています。

地蔵盆の飾りは23日まで展示しています。
是非、食文化館にお越しいただき、ご覧ください。

おもしろふしぎクッキング「玉ねぎの皮で絞り染めをしよう!」が開催されました!

3日、食文化館の夏休みイベント、おもしろふしぎクッキング「玉ねぎの皮で絞り染めをしよう!」が開催されました。玉ねぎを丸ごと使って、ハンカチの絞り染めとマフィンを作る調理・実験イベントです。

はじめに玉ねぎの皮の煮汁にハンカチを浸すこと15分。次にそれを媒染剤(染め色を定着させるために必要な金属成分)のミョウバンに浸すと一気に黄色に変わります。参加した子どもたちは「おぉ、すごい黄色くなった!」と感動した様子でした。

マフィンのために玉ねぎを千切りにするときには、「目にしみる、涙が出る」という声も聞こえましたが、最後はやさしい甘みのマフィンが出来上がりました。

簡単な材料でお家でも出来る実験と調理なので、ぜひ試してほしいですね。

若狭東高生が就業体験を行いました!

7月23日~25日の3日間、若狭東高生3名が食文化館で就業体験を行いました。
生徒たちは1日目に食文化館のミュージアムで小浜の食の歴史や文化を学び、2日目には当日開催されていた「季節の調理体験」に参加しました。

最終日には「歴史の宝庫 食文化館」と題したポスターを制作し、食文化館の魅力を発表してくれました。生徒によると「外国から来られる来館者も増えているので、英語表記をつけた」とのこと。たしかに食文化館の設置目的やフロア案内を紹介した文にも、英語の要約をつけてくれており、わかりやすく仕上げてくれました。

今回の経験を活かして、将来もぜひ小浜と食文化館の魅力を発信してほしいですね。

未来につながる「食のまちづくり」セミナーが開催されました!

30日(月)、講師に寺本英仁氏(島根県邑南町  農林振興課/総務省  地域力創造アドバイザー)をお迎えした「未来につながる『食のまちづくり』セミナー」が開催されました。

寺本氏は「本当に美味しいものは地方にあり、美味しいものをつくる人も地方にいる」という「ビレッジプライド」をモットーに、邑南町が推進する「A級グルメのまち」の仕掛人として、道の駅、町営のイタリアンレストラン、食の学校、耕すシェフの研修制度を手掛けています。

セミナーは「いま、なぜ『食』に注目するのか?」という問いから始まり、生産者や飲食業者とともに「A級グルメのまち」として地域の活性化を実現した島根県邑南町の先進事例が紹介されました。

今回のセミナーが、市民一人一人が小浜の資源の価値を見つめなおすきっかけになるといいですね。

食文化館こども学芸員を開催しました!

22日(日)、食文化館は「食文化館こども学芸員」を開催しました。
このイベントは、小学4~6年生に食文化館学芸員の仕事の一つ「館内案内」を体験してもらうものです。
今回は小浜市内を対象に募集を行い、7名の児童が参加してくれました。

カラフルな和紙で名札を作り、食文化館が用意した名前入りの名刺を持ったら準備完了です。学芸員が館内案内の方法を指導したあと、実際に来館者を案内しました。

数人のグループでミュージアムの案内をしてもらうので、少し難しそうな展示コーナーも、元気よくチームプレーで乗り切ってくれました。

案内終了後は、こども学芸員認定証と顔写真入りの認定バッジをプレゼント。
イベントが終わった後にも、子どもたちから「もう少し展示を観たい」という声を聞くことができました。
このイベントが、子どもたちが食文化館や小浜の食のことを知り、それをたくさんの人に伝えてくれるきっかけになれば嬉しいです。

若狭東高生主催 医食同源 番外編「薬膳のすすめ~夏編~」が開催されました!

21日(土)、食文化館キッチンスタジオでは若狭東高生主催の薬膳料理教室が開催されました。
献立はトマトとオクラのさっぱりスープ、夏野菜と長いもの黒酢炒め、枝豆とジャガイモのサブジ風、切り干し大根の梅和え、豆乳プリンキウイソース、雑穀米です。

講師の若狭東高生活創造科の生徒によると、夏の薬膳のポイントは3つ。①身体にこもった熱を冷ます食材をとる、②失った水分を補う食材をとる、③「心」(血液の循環、情緒)を養う食材をとることです。
当日の献立はこれらを網羅することはもちろん、手に入りやすい食材で気軽に作ることのできるものでした。

終了後、参加者からは「薬膳は難しくないと実感した」「生徒さんが一生懸命でとても好感が持て、お料理の内容も美味しくて良かった」「プレゼンもよく考えられていて感心」といった声を聞きました。

気軽で美味しく作れる薬膳で、この夏を乗り切りたいですね。

かけはしサポーターが粽(ちまき)を作りました!

食文化館では、旧暦の端午の節句(今月18日)に合わせ、かけはしサポーター(運営ボランティアの一つ)が粽を作りました。

粽は、米粉や餅粉を笹の葉などに包んで蒸した餅で、端午の節句の行事食です。男児の成長を願って食べ、地域によっては邪気払いの意味をもつため、玄関口に飾ることもあります。小浜市若狭区の椎村神社の祭り(5月5日)では、玄米の粉で作った粽が欠かせない供物です。

餅を包む葉には、全国的には笹のほか真菰、カヤ、ヨシ等も使いますが、食文化館ではススキの葉で包み、イグサで結びました。
サポーターのメンバーは、餅が葉からはみ出さないよう丁寧に、たくさんの粽を作っていました。

粽は食文化館の町屋で展示する予定です。どうぞご覧ください。

展示期間:6月15日(金)~18日(月)