でっちようかんのふるまいを行いました!

23日(土)、グループマーメイドによる「でっちようかん」のふるまいを行いました。「でっちようかん」とは福井県嶺南(若狭)地方での水ようかんの呼び方とされています。寒い冬、暖かいこたつにあたりながら、冷たいでっちようかんを食べるのが小浜の冬の楽しみの一つです。

その昔、若狭地方では、子どもが学校を卒業すると京都や大阪へ奉公に出す家が多くみられました。奉公に出た子どもは、盆と正月だけ親元へ帰ることが許されていました。実家の母は、正月の休み明けに奉公先の旦那様に何か良いお土産をと、手作りのようかんを子ども(丁稚 でっち)に持たせたことから、いつしか「でっちようかん」と言われるようになったという説があります。

滋賀県や京都府の一部にもでっちようかんの名前がありますが、竹皮などで包んだ蒸し羊羹を指しており、食感も違います。控えめで上品な甘みや口当たりの良さにおいては、若狭のでっちようかんは格別です。

ふるまい当日は多くのお客様に召し上がっていただきました。
でっちようかんは市内の和菓子店などでも販売されております。ぜひ、小浜にお越しいただき、若狭の冬の風物詩をお楽しみください。