企画展示「幕末・明治の食文化 ~日本における肉料理のはじまり~」を開催しています!

食文化館ミュージアムでは、企画展示「幕末・明治の食文化 ~日本における肉料理のはじまり~」(幕末明治福井150年博関連イベント)を開催しています。

見どころの一つは鹿鳴館の晩餐会メニュー(レプリカ)。
鹿鳴館は、明治の元勲・井上馨(かおる)が外交のために建設した迎賓館です。そこで催された晩餐会から、当時の最先端の西洋料理を知ることができます。

明治維新後、日本は牛鍋など「洋風の食材」で日本料理を作るのみでしたが、明治半ばになると上流階級のあいだで「西洋料理」が受け入れられていきます。鹿鳴館の建設は丁度この時期にあたり、メニューには牛ヒレ肉のステーキや七面鳥の蒸し焼き、鶉(うずら)のローストなど、豊富な肉料理が並びました。

本展示では他にも、江戸幕府とペリーの宴会を伝えた当時の瓦版(ニュース速報)や、家庭に肉料理が広まり始める火付け役となった明治・大正時代の料理書など、貴重な資料も公開しております。

ぜひ、食文化館にお越しいただき、ご覧になってください。