◆台湾テレビ局の取材

 台湾で連続テレビ小説「ちりとてちん」が放映されるのに合わせ、現地の方々に若狭の伝統・文化を知っていただくため、福井県各地を取材している台湾のテレビ局が、食文化館を訪れました。
 取材では、実際に司会者の方が「若狭塗り箸」の研ぎ出しを体験されました。指導には若狭塗り職人の古川さんがあたり、その特徴や歴史についても解説しました。
※「ちりとてちん」・・・上方落語の演題(江戸では「酢豆腐」という)で、知ったかぶりでいやみばかり言う隣人に、ご隠居様が一計を案じ、腐った豆腐を「これは長崎名物の“ちりとてちん”だ」と言って食べさせるというお話。

◆御殿雛

 今年も食文化館1階の町家に雛人形を飾りました。飾り付けには、当館のボランティアグループの“かけはしサポーター”が携わりました。
 “御殿雛”は、おもに上方(関西)の慣わしで、明治時代~昭和の中頃まで一般の家庭でも飾られていたものです。上方では内裏雛が住む御殿を、最上階に置くのが一般的でした。
 ちなみに“七段飾り”は江戸(東京)の慣わしといわれています。