浜焼き鯖のしょうが飯のふるまいを行いました!

食文化館では、グループマーメイド(キッチンスタジオ運営ボランティア)による「浜焼き鯖のしょうが飯」のふるまいを行いました。
浜焼き鯖は小浜の名物で、鯖を開いて串にさして焼き上げたものです。夏場、いたみやすい鯖を保存するために考え出されたものと言われています。

浜焼き鯖のしょうが飯は、酒・薄口しょうゆに浸しておいたお米に浜焼き鯖をのせて炊いたあと、頭や骨を取り除いて身をほぐし、白ゴマ・白ねぎ・しょうがを加えてご飯に混ぜ合わせます。浜焼き鯖と、しょうが・白ネギの相性が抜群の逸品です。

江戸時代の若狭国の郷土誌『稚狭考』(1767年刊)には、次のように書かれています。

「現在、鯖飯が殊更に流行している。十杯、二十杯食べる人もいる。」

当時「鯖飯」が大変流行して20杯も食べる人もいたようで、その人気の高さがうかがえます。当時の「鯖飯」の詳しいレシピはわかりませんが、ふるまわれたものと似たものかもしれませんね。

ふるまい当日は、11時の開始から多くのお客様が食文化館に足を運んでくださいました。
浜焼き鯖を買って、自宅でも作ってみたいですね。