食文化館の出来事

食文化館の七夕

7月7日(金)は七夕でした。
七夕の日には、織姫と彦星が天の川を渡って逢瀬をすると言われています。これは奈良時代頃に中国から日本に伝えられた伝承がもとになったもので、本来は水の神と乙女が結ばれるというモチーフに基づいた儀礼であると考えられています。
食文化館では7月3日(月)にかけはしサポーターが七夕の飾りつけを行い、7日(金)まで笹の展示を行いました。来館された方は、思い思いの願い事を書いた短冊を笹に吊るされていました。皆さんの願いが叶うとよいですね。

季節の調理体験「魚さばき 梅雨イワシを手開きに」

6月17日(土)に季節の調理体験「魚さばき 梅雨イワシを手開きに」を開催しました。
梅雨の時期に獲れる産卵前で脂がのったマイワシを「梅雨イワシ」と呼びます。今回の季節の調理体験では梅雨イワシを用いた「イワシのかば焼き丼」と「つみれ汁」に加えて「スナップエンドウの煮びたし」と「水無月」を作りました。
イワシのかば焼き丼は、まずイワシのうろこを取り、キッチンバサミで背中から胸ヒレあたりまで切り込みを入れて、内臓を取り除きます。イワシを水でよく洗い、両手の親指で腹開きにしながら中骨を取り除きます。キッチンペーパーで水気をとって小麦粉をまぶします。油をひいたフライパンでイワシの両面を焼いたのち、醤油、砂糖、みりん、酒で味付けをします。煮詰めながら十分にタレがイワシに絡んだら、ご飯の上にのせて出来上がりです。
つみれ汁は、イワシを手開きにして骨、背びれ、尾びれを取り除きます。片栗粉、五徳味噌、料理酒、おろし生姜を加えてフードプロセッサーで混ぜ合わせます。つみれを八等分に分けて丸く形を整えます。短冊切りにした大根と人参、小口切りにした細ネギと一緒に鍋で煮ます。火が通ったらアクを取り除き、料理酒、薄口醬油、塩を入れたら完成です。

皆さん、イワシを手開きにするのに苦心されていましたが、調理後には脂がのった梅雨イワシの味に大満足のご様子でした。

6月24日(土) に季節の調理体験「魚さばき 梅雨のイワシを手開きに」、7月9日(日)と15日(土)におすすめ体験「抹茶くずまんじゅう」を開催します。是非ご参加ください。

 

黒糖わらびもち

6月3日(土)のおすすめ体験は「黒糖わらびもち」でした。
まず、わらびもち粉と黒砂糖を鍋に入れて、水を加えながら混ぜます。さらに鍋を中火にかけ、とろみがつくまで木べらで混ぜ合わせます。半透明になったら火を止め、スプーンを使って適当な大きさに分けて、水の中に落として冷まします。あら熱がとれたら水気を切り、器に並べ、きな粉をかければ完成です。
ちなみに、わらびもちの材料である「わらびもち粉」は山菜のわらびの根からとれるデンプンを乾燥させて粉末状にしたものです。

6月10日(土)は「黒糖わらびもち」のおすすめ体験を、17日(土)と24日(土)は「魚さばき(梅雨のイワシを手開きに)」の季節の調理体験を開催いたします。是非ご参加ください。

 

米粉で洋風に

5月21日(日)に季節の調理体験「米粉で洋風に」を開催しました。
米粉とは米を砕いて粉状にしたもので、最近ではパンやケーキ、麺などに加工する新しい調理方法が注目されています。
今回の季節の調理体験では「シーザーサラダ」と「アスパラガスのポタージュ」に加えて、米粉を用いた「米粉ピザ」と「米粉のブランマンジェ」を作りました。
「米粉ピザ」は米粉、砂糖、塩、オリーブオイルと水を混ぜ合わせて生地を作ります。生地を手のひらで薄くのばし、ウインナー、トマト、玉ねぎなどの具材とソース、チーズをのせて15分間オーブンで加熱して完成です。
「米粉のブランマンジェ」は鍋に米粉、きび砂糖、牛乳を入れて弱火で煮ます。水を張ったボウルに鍋底をつけてあら熱を取り、器に入れて冷蔵庫で冷やします。水と黒砂糖をよく混ぜ、電子レンジで加熱をして黒蜜を作ります。冷蔵庫から取り出して黒蜜をかけたら出来上がりです。
皆さん、米粉特有のもちもちとした食感を楽しんでいました。

5月27日(土) に季節の調理体験「米粉で洋風に」、6月3日(土)におすすめ体験「黒糖わらびもち」を開催します。是非ご参加ください。

 

 

かしわもち

5月20日(土)のおすすめ体験は「かしわもち」でした。
まず、上新粉に砂糖と水を加えて加熱したものをこねて生地を作ります。あんを丸めて生地で包み、蒸します。あら熱を取り、かしわの葉で包み込んだら出来上がりです。
「かしわもち」は、端午の節句を代表する食べ物のひとつであり、日本では江戸時代頃から食べられていたと考えられています。「かしわもち」に用いるかしわの葉は、新芽が育つまで古い葉が落ちないことから子孫繫栄の意味があるといわれています。

 

ゴールデンウイークイベント「はたらく乗り物大集合!!」

5月5日(金・祝)のこどもの日に「はたらく乗り物大集合!!」を開催いたしました。
当日は、巡視艇「あおかぜ」、白バイやパトカー、電気自動車「コムス」、救急車や消防ポンプ車、除雪車、自衛隊車両といった普段なかなか目にすることのできない乗り物に大人から子どもまで大興奮の様子でした。キッチンカーやマリンデッキでのフリーマーケットの物販も大盛況でした。会場には「さばトラななちゃん」や海上保安庁のマスコットキャラクター「うみまる」もやってきて、可愛らしい姿で癒しを届けてくれていました。
館内でも「かしわもち」のおかし作り体験、かけはしサポーターが作ったこいのぼりやかぶとを配布し、たくさんの方の笑顔であふれた一日でした。

食文化館では、今後も様々なイベントを開催していきますので、ぜひご来館ください。

 

ゴールデンウイークのおかし作り体験「いちご大福」

5月3日(水)のおかし作り体験は「いちご大福」でした。
今年もたくさんの方が参加されて、いつにも増して大賑わいでした。体験中は、親子で談笑をしたり、お友達どうしで教えあいながらいちご大福を作る微笑ましい場面がたくさんみられました。簡単に作ることができるので、ご自宅でも是非挑戦してみてくださいね。

ゴールデンウイーク中には「くずまんじゅう」や「ぼたもち」などのおかし作り体験を開催しております。ご来館の際は、是非ご参加ください。

いちご大福

4月23日(日)のおすすめ体験は「いちご大福」でした。

まず、白玉粉、砂糖、水を混ぜ合わせたもの加熱をして大福の生地をつくります。いちごのまわりをこしあんで覆い、粗熱をとった大福の生地で包み込みます。最後に、大福の形を整えて片栗粉をまぶしたら「いちご大福」の出来上がりです。

当日は、小さなお子さんや外国人の方々にもご参加いただき、皆さん楽しそうにいちご大福をつくられていました。

ゴールデンウイークの5月3日(水)に「いちご大福」、4日(木)に「桜もち」、5日(金)に「かしわもち」、6日(土)に「くずまんじゅう」、7日(日)に「ぼたもち」のおすすめ体験を開催いたします。是非ご参加ください。

節分の飾り付け

今年もかけはしサポーターが、食文化館の町家に節分の飾り付けを行いました。小浜の節分は、煎り大豆と一緒に「小判」と呼ばれる小判型の焼き菓子がお供えされています。「小判」の由来は、「一生お金に困らないように」と願いを込めたと言われています。また、家の入口や門口などに榧(がや)の葉をイワシと共に刺しておくと鬼が入ってこないと伝えられています。榧(がや)の葉は先端が尖っていて、触れるととても痛いです。鬼の目をつぶすと言われ、イワシのにおいと合わせて鬼が嫌うものとして飾られています。
ご来館の際には是非ご覧ください。

門松の飾り付け

今年も食文化館にお正月の飾り付けを行いました。
玄関に門松、町家に鏡餅を飾り付けしております。来年も皆さまのご来館をお待ちしております。
ミュージアム、キッチンスタジオ、若狭工房は来年1月6日から開館いたします。濱の湯は年末年始は休まず営業しております。