企画展示「和食 日本人の伝統的な食文化 小浜の食から見る」を開催中です!

食文化館では、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されてから、今年で5年を迎えるにあたり、企画展示「和食 日本人の伝統的な食文化 小浜の食から見る」を開催中です。

本展示は、遺産登録の根拠となっている和食の特徴を、小浜の食を通して紹介したものです。
和食の特徴として、以下の四つが挙げられます。

①多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
②健康的な食生活を支える栄養バランス
③自然の美しさや季節の移ろいの表現
④年中行事との密接な関わり

たとえば、①については、日本は海・山・里という表情豊かな土地で、地域にねざした食材が作られてきました。そのため、素材の味わいを活かす様々な技術が発達しています。
食文化館のある小浜市の場合、かつて鯖が大量に獲れたため、鮮度や味を維持させる保存・加工技術が磨き抜かれました。現在でも、市内には鯖を使った多様な料理が根付いています。
本展示では、鯖や若狭ふぐなどを例に、伝承料理等の再現レプリカも展示しています。

ご覧いただいたお客様が、小浜はもちろん、ご出身地についても、上記の4項目を考え直すきっかけとなれば幸いです。
ぜひ食文化館にお越しいただき、ご覧ください。