医食同源「あなたの『がん』知識古くないですか?」を開催しました!
食生活で体の調子を整えるをテーマに、「医」と「食」を考えるシリーズ。
10回目を数える今回は、日本人の死因第1位である「がん」をテーマに行いました。
講演は、京都市立病院外科医長(元 杉田玄白記念公立小浜病院外科主任医長)の伊藤鉄夫氏に、消化器外科を専門とする立場からお話しいただきました。
がんに対する一般的なイメージ(不治の病、遺伝、自分は大丈夫など)に対し、今や3人に1人が亡くなる国民病だが患者の2人に1人は治ること、遺伝するがんは全体の5%以下でしかなく生活習慣が影響する(生活習慣病)病気であることなどを学びました。
そして、「がんとは何なのか?」「がんにかからないためにはどうしたらいいか?」「がんと診断されたら?」と3つの項目に分け、具体的かつ解りやすく丁寧にお話しいただきました。
調理体験では、講演でお話しいただいた「がんを予防する食事(適量を偏らずバランスよく)」を念頭に、実践する形で行われました。
ボリュームたっぷりだけれどカロリー控えめの「キャベツのメンチカツ」や、彩りとごま油の香りがいい「グリーンアスパラとパプリカのきんぴら」など5品をつくり試食しました。
今回は、普段全く調理をしない男性が多く参加されたことでテーマに対する関心の高さが伺えました。多くの方に満足していただいたイベントとなりました。
2014年8月12日 9:08 AM | カテゴリー:食文化館の出来事