企画展示番外編「鯛の体の不思議」を開催中です!

食文化館では、企画展示「杉田玄白没後200年記念展示―江戸の養生と食文化―」の番外編として、「鯛の体の不思議―『解体新書』魚編―」が開催中です。

鯛の体をよく観察すると、とてもおもしろい特徴があります。本展示では、鯛の体の仕組みと古くからの言い伝えについて、鯛の写真やぬいぐるみ、江戸時代の魚図鑑で紹介しています。

鯛の骨にまつわるユニークな言い伝えが、「鯛の九つ道具」です。
現在でも、鯛の形をした骨「タイのタイ」を知る人は多いかもしれません。江戸時代末期の魚類図鑑『水族写真』によると、このタイのタイ(鯛中鯛)など九つの骨を持つと福を得ると書かれています。当時から「我が国の魚の長」と呼ばれ、現在もハレの食事に登場する鯛ならではの伝承です。展示コーナーでは、九つ道具にあたる骨の一部もご覧いただくことができます。

また、かけはしサポーター(館の運営ボランティア)が制作した、鯛の体の仕組みを学べるぬいぐるみも設置しています。
ぜひ、手にとって遊んでみてください。

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