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円照寺

最終更新日:2023年10月1日

ページID:5257

円照寺

◆所在地◆

 小浜市尾崎22-15

◆電話◆

0770-56-1902

◆アクセス◆

 JR小浜駅より3.5Km (駅にレンタサイクル・電動有り)

◆主な文化財◆

 国指定重要文化財:木造大日如来座像(像高251.5cm、藤原時代後期)

 国指定重要文化財:木造不動明王立座像(像高158.7センチメートル、桧材の寄木造、藤原時代後期)

 県指定:庭園(林泉庭園、江戸時代初期の造園)

 ◆概要◆

  山号地久山。臨済宗南禅寺派。

 寺の由来は、昔、春日明神の神託によって刻まれた大日如来像を、奈良三笠山より、若狭堂谷の地に遷して一宇を建立し、ここに奉安して遠松寺と号したのに始まります。のち南川の大洪水による災害から、文安元年(1444)対岸の現在地に移して円照寺と名を改め、真言宗より臨済宗に改宗しています。

 重要文化財の大日如来坐像は、本堂右側にある寛政7年(1795)再建の大日堂に安置されています。高さ251.5cmの大作で、12世紀初頭の作です。頭を鉢で張って、顎を小さくつくり、体部も両肩を張り、銅を引き締めて逆三角形にまとめ、しかも両肘と膝の張りが充分で全体に安定感のよい造型を示しており、特に面相の伏目の両眼、細い両腕、彫りの浅い衣分の彫り口などに平安時代末期の特色がみられます。新しい時代の息吹が感じられる鎌倉彫刻の先駆的な像です。

 庭園は、馬蹄形に似た形の池があり、斜面上方に流石組を兼ねた三尊石組があり、幽玄な庭観式林泉庭園です。この池にはモリアオガエルが生息しています。

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文化観光課

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