地域

妙見山(みょうけんさん)

 天正8年(1580年)12月 当時の住職が夢で海中から一筋の光がこの山の中腹の老松へ当たっているのを見られ、翌朝 不思議に思い、夢路を辿り海浜に行けば岩の上、自然に掘られて壺型となった所に御尊像があり、拾い奉り光の当たった老松あたりに小さな祠を作り、日夜読経し祀ったのが始まりです。元禄13年(1700年)には妙見堂を建立し、享和元年(1801年)には現存の大きさになり、明治33年の大改修、昭和54年の改修を経て現在に至っています。

 商売繁盛・寿命長久を祈願し、日清、日露戦争また、第二次世界大戦中には日に300人以上、年間の参拝者は5,000人以上は下らず、小浜、県内、京阪神からも多数の参拝者がありました。無事を祈願した南無妙法蓮華経の小旗が125段の階段わき一面に広がったという。

 現在では区民はじめ戦争のお礼参り、病気平癒に、また市内西津地区の方々が総出で、海上安全、家内安全、商売繁盛を祈願し、参拝に来られ、毎年6月15日、10月15日には大祭を行っています。

【西勢区】