メニュー

土砂災害について

最終更新日:2023年10月1日

ページID:5591

土砂災害は、突発的に発生し建物等を全壊させるほどの破壊力を持っているため、発生前に避難をすることが重要です。特に、台風などの大雨や集中豪雨・地震が原因で発生することが多く、毎年、全国各地で多くの被害が出ています。小浜市でも過去には土砂災害の被害を受けた地域があります。

忠野
平成25年 台風18号により発生した忠野区の土石流
 

土砂災害の種類

土砂災害は、「がけ崩れ」「土石流」「地すべり」などの種類に分けられます。土砂災害から命を守るためには、どんな時に、どんな場所が危険なのかを知り、適切に行動することが大切です。

がけ崩れ

土砂災害について

 地面にしみ込んだ水が、土の抵抗力を弱め、斜面が突然崩れ落ちる現象です。突発的に発生するため、逃げ遅れによる被害が大変多いことが特徴です。

 傾斜角度30度以上、高さ5m以上の急傾斜で、人家や公共施設に被害を及ぼすおそれのある急傾斜地と近接地を「急傾斜地崩壊危険箇所」といいます。

土石流

土砂災害について

 谷や斜面に溜まった土・石・砂などが、雨水と合わさって一気に流れ出してくる現象です。破壊力が大きく、速度も速いため、被害が大きくなりやすいことが特徴です。

 渓流の勾配が3度以上あり、土石流が発生した場合に被害が予測される危険区域に、人家や公共施設がある渓流を、「土石流危険渓流」といいます。

地すべり

土砂災害について
 比較的緩やかな斜面で、地中の年度層などの滑りやすい面が地下水の影響などでゆっくりと動き出す現象です。広範囲が一度に動くため、一度発生すると住宅、道路、鉄道、耕地等に大きな被害を及ぼし、川をせき止めて洪水等を引き起こすことがあります。
 空中写真の判読や災害記録の調査、現地調査によって、地すべりの発生するおそれがあると判断された地域のうち、河川・道路・公共施設・人家等に被害を与えるおそれのある範囲を「地すべり危険箇所」といいます。

土砂災害の前兆現象を知ろう!

土砂災害が発生する直前には、「前兆現象」が確認されることがあります。次のような前兆現象を察知したら、直ちに周囲の人と一緒に安全な場所に避難するとともに、市役所等の関係機関へも通報してください。

がけ崩れの前兆現象

土砂災害について
●斜面からの水が湧き出てきたり、濁ったりする。
●斜面に亀裂が入る。
●小石がパラパラと落ちてくる。
●斜面から異常な音、山鳴り、地鳴りがする。
●斜面にふくらみが見られる。 等

土石流の前兆現象

土砂災害について
●山鳴りや木立の避ける音、岩の流れる音がする。
●近くで山崩れなどが発生する。
●渓流の水が急に濁り、流木や石が混ざる。
●雨が降り続いているが、川の水位が下がり始める。
 
※避難の際の注意点
 土石流は特に、流れるスピードが速いため、流れを背にして勾配の低い方に逃げると、追いつかれてしまいます。土砂の流れに対して直角に、また、高い場所に向かって逃げましょう。

地すべりの前兆現象

土砂災害について
●地面にひび割れができたり、一部が陥没や隆起する。また、それが拡大する。
●地面が振動する。
●沢や井戸の水が濁る。池や沼の水の量が急に減ったり、増えたりする。
●斜面から水が噴き出す。
●木や電柱が傾いたり、電線が以上に張ったり、たわんだりする。
●風がないのに気の枝が擦れ合う音がする。

土砂災害警戒区域「イエローゾーン」・特別警戒区域「レッドゾーン」について

土砂災害警戒区域「イエローゾーン」および土砂災害特別警戒区域「レッドゾーン」とは、土砂災害防止法に基づいて指定された、土砂災害のおそれのある区域で、都道府県によって指定されます。
土砂災害のおそれのある区域を明らかにすることで、「危険の周知」「警戒避難体制の整備」「住宅等の新規立地の抑制」「既存住宅の移転促進」等の対策が行え、住民の皆様の命を守る取り組みにつながっています。
 

土砂災害警戒区域「イエローゾーン」

土砂災害について
土砂災害のおそれがある区域です。
指定されると、土砂災害から住民の皆様の生命を守るため、災害情報の伝達や避難が素早く行えるように、住民周知や警戒避難体制の整備が図られます。

土砂災害特別警戒区域「レッドゾーン」

建物に破損が生じ、住民の方に著しい危害が生じるおそれがある区域です。レッドゾーンに指定されると次のような規制がかかります。
特定の開発行為に対する許可制
土砂災害について

住宅宅地分譲や老人ホーム・病院など、災害弱者となり得る方に関係する施設の建築を行う場合の開発行為に許可が必要になります。

建築物の移転
土砂災害について
著しい損壊が生じるおそれのある建築物の所有者等に対し、移転等の勧告が図られます。
移転される方には、融資や資金の確保等の支援措置があります。
建築物の構造規制
土砂災害について
想定される衝撃に対し、建築物が安全であるかどうか建築確認がされます。

土砂災害に備えましょう!

●平時から、「ハザードマップ等」で自宅や学校、職場の災害のリスクを把握しましょう。

●梅雨や台風等の大雨の時には、洪水や土砂による災害に注意が必要です。

●降水量が一時間に20ミリ、または降り始めから100ミリ以上になったら十分な警戒が必要です。

●いつでもすぐに避難ができるように準備をしましょう。

●各家庭で行う防災対策については、こちら(わが家の防災対策)

このページに関するお問い合わせ先

生活安全課

このページに関するアンケート

このページの感想をお聞かせください。