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地震災害について

最終更新日:2023年10月1日

ページID:5467

 地震大国の日本では、繰り返し発生する大震災で倒壊した建物や、倒れてきた家具の下敷きになり多くの方が死亡したり、大けがを負いました。地震発生は予知が難しいため、「いのち」を守るためには、その場の状況に応じた判断や行動、日ごろからの備えが重要になります。そして、地震の揺れを感じたり、緊急地震速報を見聞きした場合は、落ち着いて行動し、テレビ、ラジオ、携帯電話など、様々な手段を使って正確な情報の把握にも努めましょう。

状況に応じた、正しい判断と知識で「いのち」を守る行動をとりましょう!

【家にいるとき】

テーブルの下に隠れる

●家具の移動や落下物から身を守るため、頭を保護しながら大きな家具から離れ、丈夫な机などの下に隠れる。
●あわてて家の外に飛び出さず、扉を開けて避難路を確保する。
●料理や暖房などで火を使っている場合に、火元から離れているときは無理に火を消しに行かず、揺れが収まってから火の始末をする。
(最近のガスコンロやストーブ等には、振動を感知すると自動的に停止する機能が普及しています。事前に自宅の機器を確認しておきましょう)

ブレーカー確認

●揺れが収まったあと、室内で行動する際は、部屋に散乱した割れた食器や照明器具等で足をけがするのを防ぐため 靴を履く。
●避難をする時は通電火災※を防ぐために、ブレーカーを落として逃げる。

※通電火災とは、避難して誰もいなくなった家で停電が復旧すると、切れた電源コードや倒れた照明器具、暖房器具などのスイッチが入り発生する火災のこと。

【人が大勢いる施設(スーパーなど)にいるとき】

スーパー

●施設の係員や従業員の指示に従う。従業員からの指示がない場合は、慌てずに周囲を確認し、安全な場所に移動しましょう。
●その場で頭を保護し、揺れに備えて安全な姿勢をとる。
●吊り下がっている照明などの下から退避する。
●あわてて出口や階段に殺到しない。

【エレベーターに乗っているとき】

エレベーター

●すべての階のボタンを押し、止まった階で降りる。
●閉じ込められたら、インターフォンで連絡し、姿勢を低くして手荷物などで頭部を守る。

【鉄道・バスに乗っているとき】

電車

●つり革や手すりにしっかりとつかまる。
●座っている場合は、姿勢を低くして手荷物などで頭部を守る。

【屋外にいるとき】

屋外

●ブロック塀の倒壊や自動販売機の転倒などに注意し、これらのそばから離れる。
●ビルの壁、看板や割れた窓ガラスなどの落下に注意して、建物から離れる。

【山やがけ付近にいるとき】

崖

●落石やがけ崩れに注意し、できるだけその場から離れる。

【海岸付近にいるとき】

海

●強い振動や長い揺れを感じた場合は、すぐに高台や高い建物の上層階に避難するなどの避難行動をとる。(津波注意報、津波警報の発表や避難指示の発令を待たない)
●津波は、河川を遡上するため、河原等にいる場合はすぐに河川から離れ、安全な場所へ避難する。

【自動車を運転しているとき】

車

●ハザードランプを点灯して周りの車に注意を促し、道路の左側に停止する。その際、 急ハンドルや急ブレーキをかけず、緩やかに速度を落とす。( 後続の運転手が緊急地震速報や揺れに気づいているとは限りません)
●車を置いて避難するときは、キーを付けたままにし、ドアロックもしない。( 救急車等の緊急車両の通行に支障がある場合、移動させる必要があるため)

家庭でも安全対策を行いましょう!

 地震発生時のケガの原因の約4割は、家具の転倒や転落が原因です。事前に家具を固定したり、配置を工夫することで、被害を防ぐことができます。家の中を見渡し、確認してみましょう!

【家具を固定する】

 ホームセンターなどで販売されている耐震グッズを活用して、家具を壁などにしっかりと固定し、家具の転倒や転落を防ぐ。

●主な固定方法

家具固定

【家具の配置や収納方法を考える】

 家具の固定が難しい場合、配置を工夫することで、家具が倒れにくくなったり、倒れても人の上に倒れてくるのを防ぐことが可能です。

●家具が硬い床に置かれていることを確認する。絨毯や畳よりもフローリングの方が安心です。

●タンスなどの収納家具には、下に重いものを、上に軽いものを収納することで、家具が安定する。

●地震の揺れで落下してくる恐れがあるため、家具の上にはガラスやテレビ、アイロンなどの重いもの、危険なものを乗せることは控える。

●家具の配置について

家具の配置

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