古代から食文化を支えるまち 小浜
小浜市は、日本海側唯一のリアス海岸「若狭湾」の恩恵を受けて発達した地域です。
古代より、豊富な海産物や塩を朝廷に献上した「御食国(みけつくに)」であり、その後の時代も「鯖街道」を通じて、「若狭もの」と評される海産物を都へ運び、日本の食文化を支えたまちです。
現在も豊かな食材とともに、さまざまな郷土料理や行事食、へしこ・なれずしに代表される貴重な加工技術が大切に継承されており、食に欠かせない「箸」についても、若狭塗箸を中心に、圧倒的な塗箸生産量を誇るまちでもあります。
「食を活かしたまちづくり」の先駆けに
「地方分権」が唱えられ、特色あるまちづくりが求められる時代となった2000年8月、小浜市は「もともと持っているものを活かしたまちづくり」にこだわり、全国に先駆けて「食のまちづくり」を開始しました。
小浜の最大の魅力として、御食国や鯖街道など誇れる歴史に裏付けられた、地域の豊かな食資源を核としたまちづくりに踏み出したのです。
そして、翌年の2001年には、全国で初めて食をテーマにした条例「小浜市食のまちづくり条例」を制定しました。
この条例は、単に「おいしいものでまちおこし」をするためのものではなく、食の安全・安心の確保や食育の推進のほか、産業や観光の振興、食の安全・安心の確保、福祉や健康づくりなども含んだ、総合的な取り組みを行うものです。
条例では、「食」を「食材の生産・加工・流通にはじまり、料理・食事に至るまでの広く食に関するあり方」「食に関連して代々受け継がれてきた、「もの・こころ」両面の習わしである食文化」「食に関する歴史・伝統」と広く定義しています。
また、取り組みを進める上で、市・市民・事業者等の役割を明確に示しています。
詳しく知りたい方は
小浜市の「食のまちづくり」について、詳しくは、関連文書ダウンロードからパンフレットをご覧ください。
関連文書ダウンロード
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このページに関するお問い合わせ先
食のまちづくり課
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