令和6年10月16日(水曜日)に開催された 審査会において慎重協議の結果、第23回杉田玄白賞が決定されましたのでお知らせします。
【杉田玄白賞】 1名
京都府立医科大学
教授 内藤 裕二(ないとう ゆうじ)氏
受賞内容
【 食・腸内環境を標的にし、パーソナルヘルスレコード(PHR)を利用した健康長寿戦略に関する研究 】
食・栄養素が腸内細菌・腸内環境に影響を与え、ヒトの免疫、代謝、他臓器機能を制御することを解明し、京丹後長寿コホートで腸内細菌情報を含むパーソナルヘルスレコードを利用した健康長寿対策を推進する研究。
【杉田玄白賞 奨励賞】1名
奨励賞受賞者
大阪大学 微生物病研究所
准教授 河本 新平 (かわもと しんぺい) 氏
受賞内容
【IgAを介した宿主と腸内細菌叢の相互作用が健康及び老化に及ぼす影響の解明 】
IgAと腸内細菌叢の関係に着目した研究を行ってきた。IgAを介した宿主と腸内細菌叢の共生関係が生体恒常性維持に果たす役割と共に、その共生関係の破綻が老化の進行の一因となることを明らかにした。
【杉田玄白賞 地域奨奨励賞】1名
東京大学 東洋文化研究所
助教 上田 遥 (うえだ はるか) 氏
受賞内容
【 栄養主義を超えた食育の理論化と国際化-味覚教育とガストロノミの日仏比較- 】
従来の栄養中心的な食育を克服するため、食の社会学と倫理学のアプローチを用いて食育の理論化に成功した。英語圏で初となる日本とフランスにおける食育の学術書を出版するなど、食育の国際化にも貢献した。
杉田玄白賞表彰式・受賞者講演会は令和6年12月14日(土曜日)午後より小浜市まちの駅旭座で開催予定です。
詳細は改めて掲載させていただきますので、よろしくお願いいたします。
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