自転車のながら運転、酒気帯び運転が厳罰化されます（令和6年11月1日から）

　令和6年11月1日から、道路交通法の改正により、自転車の運転中における携帯電話使用等（いわゆる「ながら運転」）および自転車の酒気帯び運転等が厳罰化されます。
 

1　自転車の運転中における携帯電話使用等（いわゆる「ながら運転」）

（1） 交通事故を発生させるなど、交通の危険を生じさせた場合

        　  現　行：5万円以下の罰金　　

　　　　改正後：1年以下の懲役　又は　30万円以下の罰金

（2）（1）以外で、手で携帯電話等を保持して、通話や表示された画像を注視した場合

　　　　現　行：5万円以下の罰金

　　　　改正後：6月以下の懲役　又は　10万円以下の罰金

2　自転車の酒気帯び運転等

　 これまでは「酒酔い運転」のみが罰則の対象でしたが、「酒気帯び運転」についても罰則の対象となります。　　　　

（1） 自転車の酒気帯び運転

　　　　現　行：罰則なし　

　　　　改正後：3年以下の懲役　又は　50万円以下の罰金　　

（2） 自転車の酒気帯び運転をほう助

　　　自転車の酒気帯び運転を「ほう助（手助け）」した者にも罰則規定が適用されます。

　　〇　車両（自転車）の提供

　　　　　罰　則：3年以下の懲役　又は　50万円以下の罰金

　   〇　同乗者、酒類提供者

　　　　　罰　則：2年以下の懲役　又は　30万円以下の罰金　

　　　※　酒酔い運転　　

　　　　　いわゆる「酩酊状態」での運転

　　　　　　罰則：5年以下の懲役　又は　100万円以下の罰金

　　　※　酒気帯び運転　

　　　　　血液1ｍℓにつき0.3ｍｇ以上　又は　呼気1ℓにつき0.15ｍｇ以上

　　　　　のアルコールを身体に保有する状態で運転