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自主防災組織について

最終更新日:2023年10月1日

ページID:1036

自主防災組織について
災害の発生に際しましては、行政や消防・警察などの防災機関、公共の機関、関係団体、広域的なボランティア団体などが連携し対応すること(公助)になりますが、被害をより軽減するためには、市民一人ひとりが日頃から災害に備え、できる限り自ら危険を回避し対応すること(自助)、と同時に危険発生時には協力し支え合うこと、日頃からそのような体制を整えておくこと(共助)が重要です。
自助とは、 自分の命や生活は自分で守る努力をすることをいいます。
共助とは、 たくさんの自助がそれぞれに頑張ってお互いを支えあうことです。
公助とは、 個人や地域などではできないことを行政や公共の機関・団体などが担うことです。
市は、公助として自助・共助を育むための支援を行います。
自主防災組織は、共助のための組織で地域住民が自分達の地域は自分達で守ろうという連帯感に基づき、自主的に結成することが原則です。組織がじゅうぶんに機能を発揮し、効果的に防災活動を行うためには、実施すべき活動を具体化した計画を作成するとともに効果的に防災訓練を行えるよう役割分担を明確化しておくことが必要です。
自主防災組織の必要性 (自主防災組織がなぜ必要か)
小浜市では、大地震等の大規模災害が発生した場合、関係機関の協力を得て、全力をあげて防災活動を行います。しかし、
  1. 電話が不通となり、防災機関への通報が困難となる。
  2. 道路、橋の損壊、建物の倒壊、さらには路上に放置された自動車等により、道路交通は著しく阻害される。
  3. 同時に各地に多数の火災が発生するので、消防力が分散される。
  4. 水道管の破損や停電による断水、貯水そうの損壊等により消火活動がじゅうぶん行えなくなる。
などの悪条件が重なり、防災活動が著しく低下することが予想されます。
このような事態において、被害の防止または軽減を図るためには、災害に直面する住民の自主的な防災活動、すなわち住民自らが出火防止、初期消火、被災者の救出救護、避難等を行うことが必要となります。
これらの防災活動を行うに当たり、各自がバラバラに行動するのでは効果はあまり期待できません。地域住民が組織的に行動することによってその効果が最大限に発揮できるのです。
そこで、町内会、自治会などを生かして、「自主防災組織」を編成し、日頃から大地震等の災害に備えて、防災訓練などを積み重ねておくことが大切です。
自主防災組織の作り方
自主防災組織は、地域住民が自分達の地域は自分達で守ろうという連帯感に基づき、自主的に結成することが原則です。
組織がじゅうぶんに機能を発揮し、効果的に防災活動を行うためには、実施すべき活動を具体化した計画を作成するとともに効果的に防災訓練を行えるよう役割分担を明確化しておくことが必要です。
また、地域で自主防災組織を作ろうと思われたら、ぜひ、小浜市生活安全課まで連絡してください。
  1. 自主防災組織の規模
    地域住民が最も効果的に活動を行えるよう地域の実情により、その規模を決める必要がありますが、一般的には、次の規模が考えられます。
    住民が連帯感に基づいて、防災活動を行うことが期待される規模であること。
    日常生活にとって、基礎的な地域として一体性を有する規模であること。具体的には、町内会、自治会単位などが適当です。
  2. 自主防災組織の編成
    自主防災組織を作るには、次のような方法が考えられます。
    自治会等に自警団などの自主防災組織に類似した組織がある場合は、その組織の活動の充実、強化を図り防災活動体制を整備します。
    自治会等に自主防災組織に類似した組織がない場合は、規約などを改正して自主防災組織を設け、自治会活動の一環として防災活動体制を整備します。
    自主防災組織の会長は、自治会長(区長)と兼ねることができますが、自主防災組織の会長は任務の性格上できる限り長期間会長をしていただくために、自治会長(区長)とは別にしていただいた方が望ましいと思います。
※自主防災組織の活動は、住民の自主的な活動であり、それが活発に行われるか否かは、リーダー(役員)の資質に負うことが多く、リーダーの役割が重要です。
自主防災組織の活動
自主防災組織が期待どおりに活動できるかどうかは、すべて一人ひとりの防災意識にかかっています。そのため普段から次のような活動をします。
  1. 平常時の活動
    地震、火災、水害等の災害に直面した場合、どのように対応したらよいかが重要な課題です。
    防災知識の普及および防災訓練の実施に関すること。
    地域の安全点検に関すること。
    火気使用設備器具の点検に関すること。
    防災資機材などの整備に関すること。
  2. 災害時の活動
    災害が発生したときは、その直後の自主防災組織の活動が、被害の軽減・防止に大きく影響を与えます。
    情報の収集および伝達に関すること。
    出火防止および初期消火活動に関すること。
    避難誘導に関すること。
    負傷者等の救出救護に関すること。
    給食および給水に関すること。
    ※ 自主防災組織の理想的な活動を述べましたが、この中の実施できるものから徐々にやって行くのも良いことです。
  3. 自主防災組織に必要な資機材
    お金をかけて資機材を用意しても、使い忘れたり管理できなくなっては大変です。資機材よりもまずは自主防災組織を組織する皆さんの気持ちです。資機材がなくても自主防災組織の仕事はじゅうぶんできるのです。
    ただ、よりいっそう効果的な活動をするためには、次のような資機材があれば有効です。
    ハンドマイク(情報伝達・避難誘導用)
    強力ライト(避難誘導・救出救護用)
    ロープ(避難誘導・救出救護用)
    会員用個人装備
    ヘルメット(〇〇町自主防災組織等の名前入り)
    ゴム長靴
    ユニフォームまたはハッピ(〇〇町自主防災組織等の名前入り)
    消火用バケツ(飲料水搬送用にも使えます。)
    消火器(各家庭から持ち寄ることとしても結構です。)
    小型動力ポンプ
※地域で自主防災組織を作ろうと思われたら、ぜひ、小浜市生活安全課まで連絡してください。
自主防災組織の登録について
自主防災組織を作られましたら、小浜市に登録をお願いします。
登録申請については下記の様式をご利用ください。
出前講座を実施しています
生活安全課防災グループでは、災害に強いまちづくりを目的に、最新の災害情報や小浜市の災害の危険性、そして、「我が家でどのように備えればよいのか?」「自主防災組織は、なぜ必要か?」などの身近な疑問にお答えするなど、防災について、皆さんのご要望に応じてお話します。

このページに関するお問い合わせ先

生活安全課

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