令和3年10月23日(土曜日)に開催された審査会において慎重協議の結果、第20回杉田玄白賞が決定されましたのでお知らせします。
【杉田玄白賞】 1名
東京大学大学院農学生命科学研究科
准教授 村田 幸久(むらた たかひさ) 氏
受賞内容
【食物アレルギーの診断と治療技術の開発】
食物アレルギーは時に命を危険にさらす疾患であり、現代において広く国民健康課題として認識されています。現在、簡単な診断方法や治療方法がない中で、受賞者は「尿」を用いた診断技術や治療法の開発やアレルギー抑制効果のある食品成分(青魚脂質中)の発見といった研究成果をあげており、地域や市民への周知の観点および杉田玄白賞の理念「食」との密接な関係性から高く評価されました。
【杉田玄白賞 奨励賞】1名
京都大学大学院農学研究科
特定助教 金子 賢太朗(かねこ けんたろう) 氏
受賞内容
【食と生体の新しいコミュニケーション機構の解明による抗肥満戦略の展開】
肥満は現代において人々の関心の高い課題です。受賞者は、ほとんど解明がされていない、脳の食欲中枢である視床下部と食成分の相互作用の研究を行い、消化管由来のホルモンや食成分が食欲中枢に作用する新しいメカニズムを発見するとともに、食シグナルによる肥満の改善戦略を提示しており、若手研究者による更なる研究発展に期待を込め高く評価されました。
杉田玄白賞オンライン表彰式・受賞者講演会が令和3年12月11日(土曜日)に市内で開催されます。
詳細は改めて掲載させていただきますので、よろしくお願いいたします。
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