描いた夢が 今つながる さぁ行こう 「小浜・京都ルート」で

小浜・京都ルート決定

 平成28年12月20日、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームにおいて北陸新幹線敦賀・大阪間は小浜・京都ルートに決定しました。
 小浜・京都ルートに決まったことは、40年以上運動してきた本市にとって大きな前進であり、今後は一日も早い全線開業を国などに求めていきます。 ルート決定

北陸新幹線小浜・京都ルート早期実現に関する決議

 北陸新幹線は、日本海国土軸を形成し、大規模災害時において東海道新幹線の代替補完機能を果たす重要な国家プロジェクトである。

 また、観光立国に向けて、国内の快適な移動を実現する地方創生回廊の構築に寄与するインフラ整備であり、1日も早い大阪までの全線開業が経済波及効果をより高め、地方創生に着実に結びつくものと期待される。

 政府・与党および関係当局におかれては、北陸新幹線小浜・京都ルート整備について、次の事項を実現するよう強く要望する。

敦賀・新大阪間について、環境アセスメントを丁寧かつ迅速に進めること。また、「北陸新幹線事業推進調査」を着実に進め、施工上の課題を早期に解決するとともに、従来、認可後に行っていた調査を先行的・集中的に行うことにより、開業までの期間を最大限短縮すること。
地元との情報共有を徹底しながら調査・検討を迅速に進め、新幹線小浜駅をはじめとする駅位置・詳細ルート等の情報や認可・着工および全線開業に向けたスケジュール感を早急に明らかにすること。
貸付料財源の最大限の確保(算定期間延長等)や国費の大幅な増額等により整備財源を確保するなど、着工5条件を早期に解決し、1日も早い全線開業を実現すること。
JR小浜線は特急が運行されておらず、新幹線開業により旅客輸送量が著しく低下する路線ではないため、経営分離される並行在来線には該当しない旨、国の考えを確認すること。

以上、決議する。

令和5年7月1日

北陸新幹線小浜・京都ルート建設促進同盟会

News&Topics

新着情報

令和4年7月12日
小浜・京都ルートを盛り上げる「啓発キャッチフレーズ」が決定しました。
令和4年5月16日
6月15日まで小浜・京都ルートを盛り上げる「啓発キャッチフレーズ」を募集しています。

キャッチフレーズ応募用紙

令和4年3月25日
「新幹線が小浜にやってきた図画コンクール」ポスター賞の作品を使って啓発ポスターを製作しました。
令和3年11月11日
「新幹線が小浜にやってきた図画コンクール」の入賞作品表彰式を行いました。
今後、ポスター賞(最優秀賞)作品を使った啓発ポスターを製作します。
図画コンクールの詳細は、ニュースレターNo.23をご覧ください。
令和3年4月1日
東小浜附近のドローン空撮映像をYouTubeにアップしています。
ぜひご覧ください。
令和3年4月1日
令和3年3月27日(土)に働く婦人の家で、北陸新幹線タイムカプセル封入式を開催しました。
開催概要は、ニュースレターNo.22をご覧ください。
令和2年10月23日
~北陸新幹線全線開業タイムカプセル事業~
 タイムカプセル2030
~想いや気持ちなどのメッセージをつづり、新幹線が開業する未来へつなげてみよう~

市では、全線開業実現の目標年まで10年となるこの節目を捉え、新幹線がやってくる「小浜のまち」を想像しながら未来の自分やご家族などに向け、想いや気持ちなどをつづったメッセージを募集します。
皆様から寄せられたメッセージは、「専用タイムカプセル」に入れ、来るべき北陸新幹線全線開業までの間、市庁舎ホールにおいて展示し、大切に保管します。

タイムカプセル応募方法 タイムカプセル応募用紙

令和2年3月17日
北陸新幹線を活かしたまちづくりを考える市民集会「新幹線講座」を開催しました。

 令和2年2月8日(土)に中央公民館で、都市計画・交通計画の専門で、北陸地域各市町のまちづくりや交通プロジェクトに携わっておられる「福井大学名誉教授の川上洋司氏」をお招きし、講演会を行いました。また、新まちづくり構想(案)について、意見交換を行いました。

開催概要は、ニュースレターNo.17をご覧ください。

平成31年1月21日
北陸新幹線を活かしたまちづくりを考える市民集会「新幹線講座」を開催しました。
 平成30年11月23日(金・祝)に、働く婦人の家で、新幹線沿線のまちづくりの研究者(青森大学 櫛引素夫氏)や、新幹線停車駅前で商業施設を運営する事業者(株式会社 北信越地域資源研究所 平原匡氏)を招き、講演会を行いました。

 様々な意見をいただきましたので、下記PDFファイルにてご紹介します。

【記録集】新幹線を活かしたまちづくりを考える市民集会
平成30年10月22日
「新幹線講座」開催のお知らせ
 専門家や実践者を招いて開催する新幹線を活かしたまちづくりを考えるイベントです。
 お気軽にご参加ください。

<日時>
 11月23日(金・祝)13時30分~16時00分
<場所>
 働く婦人の家3階(小浜市大手町4-1)
<内容>
 新幹線沿線のまちづくりを取材・研究している専門家や、実際に新幹線停車駅前で事業を展開している方に、新幹線を活かしたまちづくりのヒントをお話いただきます。その後、専門家を交えて「これからの小浜」について、参加者の皆さまと考えます。
<申込方法>
 下記のいずれかの方法で、11月15日(木)までにお申し込みください。
 ①参加申込書をFAX(0770-53-0742)でお送りください。
 ②参加申込書をメール(koutsu@city.obama.fukui.jp)でお送りください。
 ③電話(0770-64-6067)でご連絡ください。
<参加費>
 無料

新幹線講座 開催案内チラシ
参加申込書(PDF)
参加申込書(Word)
平成30年10月19日
「新幹線を活かした新まちづくり構想(素案)策定に向けた調査検討業務報告書について」
 福井県嶺南地域は、北陸新幹線小浜・京都ルートが開業されることにより、首都圏や関西圏と直接結ばれ、流動人口、定住人口の増加につながり、飛躍的発展に大きく寄与することが期待されています。
 本市における総合計画をはじめとする各種計画は、北陸新幹線を前提条件に含めておらず、小浜・京都ルートの開業を踏まえた『新まちづくり構想』の策定が求められています。
 これらを背景として、今後『新まちづくり構想』を策定するにあたり必要となるであろう基礎データの収集および分析を行うことを目的として、新幹線を活かした新まちづくり構想(素案)策定に向けた調査検討を行いましたので、その報告書を公表します。

新幹線を活かした新まちづくり構想(素案)策定に向けた調査検討業務報告書
新幹線を活かした新まちづくり構想(素案)策定に向けた調査検討業務報告書(簡略版)
平成30年10月4日
 福井しあわせ元気国体の会場で北陸新幹線PR横断幕を設置しました。

平成30年6月2日
北陸新幹線小浜・京都ルート建設促進同盟会総会
ニュースレターNo.12をご覧ください。
平成30年4月11日
「北陸新幹線敦賀開業促進期成同盟会、北陸新幹線小浜・京都ルート建設促進同盟会合同中央要請」
 新幹線開業の経済波及効果をより高め、地方創生に着実に結びつけていくためにも、一日も早い大阪までの全線開業と敦賀駅の広域的な拠点の強化について、関係省庁などに要請活動を行いました。

平成29年6月24日
北陸新幹線小浜・京都ルート建設促進同盟会総会
ニュースレターNo.10をご覧ください。
平成29年6月9日
新幹線が小浜にやってくると
 今富小学校6年生が北陸新幹線について学びました。市職員が講師となり、新幹線が小浜にやってきたときの様子をみんなで考えました。
 「人の交流が増えるとよい」「運賃は安くしてほしい」など、たくさんの意見が出て盛り上がりました。

平成29年2月2日
茂木PT座長に早期整備を要請
 北陸新幹線敦賀以西ルートの早期整備を実現するよう、松崎市長、下中市議会議長らが与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)座長で自民党政調会長の茂木敏充氏に要請しました。
 茂木座長は「財源確保を検討し、いつ着工・完成させるかの目途をつけたい」と述べられました。

平成28年12月20日
小浜・京都ルートに決定
 与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームにおいて北陸新幹線敦賀・大阪間は小浜・京都ルートに決定しました。
 今後は、早期全線整備に向け、要望を行ってまいります。

平成28年12月4日
小浜・京都ルート早期実現総決起大会
ニュースレターNo.9をご覧ください。
平成28年12月3日
北陸新幹線を考えるシンポジウム
ニュースレターNo.8をご覧ください。
平成28年11月3日
夢を乗せてGO!
 若狭東高校電気・機械科電子機械コースの生徒が製作を進めてきた北陸新幹線模型が完成し3日、道の駅で披露しました。製作期間は約6か月。
 乗用走行が可能で、当日も親子連れなどに大人気でした。
 今後もイベント会場でのPRを予定しています。

平成28年10月19日
住民の会が知事へ要請
 北陸新幹線小浜・京都ルートの実現を目指す住民の会が、西川知事に年内のルート
 決定を国などに働きかけるよう要望しました。
 知事からは「乗車時間が早く、運賃も安いことが大事。工事も早くて安くが大事である。早く決めて早く完成させないといけない。」と述べられました。

平成28年10月4日
住民の会発足
 北陸新幹線小浜・京都ルートの年内決定と新幹線小浜駅の設置実現に向け、住民の会が発足しました。
 小浜市をはじめ嶺南地域から約70団体が加盟。代表に小浜商工会議所の上野清治会頭と小浜男女共同参画ネットワークの芝美代子会長が選出されました。
 国などへの要請活動を事業計画とし、同ルートの年内決定、小浜駅設置を求める大会決議を採択しました。

平成28年8月24日
石井 啓一 国土交通大臣へ要望
 8月24日、市長は市議会と合同で国土交通大臣に対し、小浜・京都ルートの早期実現と小浜駅設置の要望を行いました。
 大臣からは「米原以外でルートが決まった場合、小浜に駅はできると思う」と返答がありました。

【要望概要】
①平成28年中に小浜・京都ルートを決定すること
②新幹線小浜駅は、JR小浜線との乗換えに便利な場所に設置すること
③大阪までの早期全線整備を実現すること

平成28年5月8日
福井県北陸新幹線建設促進同盟会総会
ニュースレターNo.7をご覧ください。
平成28年5月2日、6日
まちの駅で小浜・京都ルートをPR
 5月2日、6日にまちの駅で北陸新幹線小浜・京都ルートのPR活動を行いました。
 まちの駅オープンに合わせて実施。来場者へチラシ配布、パネルでの説明など小浜・京都ルート早期実現への理解を求めました。

平成28年3月23日
 小浜市議会は23日、北陸新幹線敦賀以西ルートについて、JR西日本が提案している小浜・京都ルートでの早期整備を求める決議案を可決しました。
 市では、県や市議会と歩調を合わせてこのルートの早期実現を要望してまいります。
小浜市議会敦賀以西決議
平成28年3月15日
福井県議会 小浜・京都ルート案を決議
 県議会は15日、北陸新幹線敦賀以西ルートについて、JR西日本が提案している小浜・京都ルートでの早期整備を求める決議案を可決しました。
 決議を受けて西川知事は「妥当なルートで、議会と気持ちを同じくしてこのルートを勝ち取る」と述べられています。
福井県議会敦賀以西決議
平成27年12月13日
2015北陸新幹線若狭ルート建設促進総決起大会
ニュースレターNo.6をご覧ください。
平成27年11月12日
北陸新幹線若狭ルート早期実現小浜市民協議会 開催
 小浜市内の各種団体で構成する北陸新幹線若狭ルート小浜市民協議会が開催されました。若狭ルートに関する近況報告や若狭ルートの必要性について話し合われました。

平成27年11月4日~5日
小浜市議会、小浜商工会議所が国、国会議員へ要望
 11月4日、5日に小浜市議会北陸新幹線若狭ルート早期実現特別委員会、小浜商工会議所が山本順三国土交通副大臣に早期実現を要望しました。また、福井県選出国会議員、敦賀以西ルートを検討する与党検討委員会の西田昌司委員長へも要望しました。

平成27月10月27日
若狭広域経済懇話会が小浜市クリーンセンターに啓発看板を設置
 10月27日、若狭経済懇話会が小浜市谷田部のクリーンセンターに若狭ルート早期実現をアピールする看板を設置しました。舞鶴若狭自動車道から良く見えます。

平成27年10月24日~25日
敦賀観光物産フェアでPR
 10月24日、25日に敦賀きらめきみなと館にて若狭ルートのPRを行いました。風船やティッシュを来場者に配り、若狭ルートの必要性、整備効果をPRしました。

平成27年10月10日~11日
OBAMA食のまつり会場でPR
 10月10日、11日にOBAMA食のまつり会場にて若狭ルートのPRを行いました。風船やティッシュを来場者に配り、若狭ルートの必要性、整備効果をPRしました。

平成27年9月8日
嶺南6市町長、議長が県議会議長に意見書採択を要請
 9月8日、嶺南6市町長、議長が若狭ルートの早期実現を目指す意見書を採択するよう、県議会議長に意見書採択を要請しました。※県議会は9月9日に意見書を可決。

ニュースレター

令和5年12月8日
ニュースレターNo.37
令和5年11月28日
ニュースレターNo.36
令和5年7月5日
ニュースレターNo.35
令和5年5月29日
ニュースレターNo.34
令和5年3月28日
ニュースレターNo.33
令和5年1月16日
ニュースレターNo.32
令和4年11月29日
ニュースレターNo.31
令和4年10月27日
ニュースレターNo.30
令和4年7月12日
ニュースレターNo.29
令和4年6月29日
ニュースレターNo.28
令和4年5月19日
ニュースレターNo.27
令和4年3月23日
ニュースレターNo.26
令和4年2月15日
ニュースレターNo.25
令和3年12月3日
ニュースレターNo.24
令和3年11月11日
ニュースレターNo.23
令和3年4月1日
ニュースレターNo.22
令和3年1月15日
ニュースレターNo.21
令和2年11月6日
ニュースレターNo.20
令和2年9月4日
ニュースレターNo.19
令和2年7月17日
ニュースレターNo.18
令和2年3月17日
ニュースレターNo.17
令和元年12月25日
ニュースレターNo.16
令和元年7月19日
ニュースレターNo.15
令和元年6月14日
ニュースレターNo.14
平成31年2月1日
ニュースレターNo.13
平成30年6月2日
ニュースレターNo.12
平成29年11月23日
ニュースレターNo.11
平成29年6月24日
ニュースレターNo.10
平成28年12月4日
ニュースレターNo.9
平成28年12月3日
ニュースレターNo.8
平成28年5月8日
ニュースレターNo.7
平成27年12月25日
ニュースレターNo.6
平成27年8月3日
ニュースレターNo.5
平成27年6月18日
ニュースレターNo.4
平成27年3月19日
ニュースレターNo.3
平成27年2月19日
ニュースレターNo.2
平成26年12月27日
ニュースレターNo.1

ルート図

ルート図

若狭(小浜)ルートの意義

小浜・京都ルートは国土の強靭化を実現

 小浜・京都ルートは、東京・大阪間を東海道新幹線とは別系統で結びますので、完全二重系統の国土構造が実現します。東海・東南海地震などの災害時には、東海道新幹線の代替機能を果たし国土強靭化と均衡ある発展を実現します。

小浜・京都ルートは利用者の拡大が図られる

1 小浜・京都ルートは時間短縮効果が大きい

 小浜・京都ルートは、小浜から京都駅を経由し新大阪駅へ直通するルートです。

小浜発 所要時間 運賃・料金(北陸新幹線 はくたかタイプで想定)
行き先 時間 運賃・料金
京都 約19分 2,110円
新大阪 約38分 5,050円
敦賀 約13分 1,440円
福井 約35分 3,850円
金沢 約71分 6,130円
富山 約95分 7,660円

(所要時間、運賃・料金は想定である)

2 鉄道旅客流動の多い北陸・関西を直通

 北陸圏と関西圏との鉄道旅客流動は中京圏の約4.3倍あり、中京圏よりも関西圏との流動が多いことから、北陸と関西を直通する小浜・京都ルートは有効です。
(福井県作成「北陸新幹線(敦賀・大阪間)の若狭ルートによる整備について」から)

3 小浜・京都ルートは大環状広域観光ルートを形成

 小浜・京都ルートの整備により、北陸新幹線と東海道新幹線、あるいは北陸新幹線とリニア中央新幹線により大環状広域観光ルートが形成され、観光立国の実現に寄与します。
(福井県作成「北陸新幹線(敦賀・大阪間)の若狭ルートによる整備について」から)

福井県作成「北陸新幹線(敦賀・大阪間)の若狭ルートによる整備について」

整備効果

観光誘客、交流人口が拡大

 特急路線がなく、車での来訪者が大部分を占める小浜市にとって、新幹線による大量輸送・アクセスの飛躍的な向上により、観光誘客や交流人口の拡大が見込まれます。

さばトラななちゃん

雇用を創出し、定住人口が増える

 関西との往来が短時間で可能になりますので、企業の進出により新たな雇用創出が見込まれます。また、関西への通勤が可能になることから就職を理由とした若者の人口流出を防ぎ、定住人口の拡大も期待されます。

税収増で財政面のメリットも大きい

 開業後は、新幹線の鉄道施設に係る固定資産税が得られ、数年で建設費負担を上回る規模の税収が見込まれます。

Q&A

新幹線はいつ来るの。

 北陸新幹線金沢~敦賀間は、2024年春(令和6年春)の開業が予定されています。
 敦賀~新大阪間の全線開業時期について、国は、2046年頃としていますが、小浜市を含めた福井県や経済団体などは、2030年度末(令和12年度末)頃までの全線開業を目指しています。

敦賀~新大阪間の着工予定は。

 敦賀~新大阪間は、現在、環境アセスメントの手続きが行われています。
 小浜市をはじめ、北陸・関西などの沿線自治体や経済団体は、2030年度末(令和12年度末)頃までの全線開業を目指して、2023年度当初から整備をはじめるよう、政府・与党に対して強く要請を行っています。

敦賀~新大阪間の新幹線建設工事の概要は。

 敦賀~新大阪間は、敦賀駅を起点として延長約140kmの路線で、建設事業費は2兆1千億円とされています。小浜市内においては、主に高架橋で通過し、新駅については北川を通過した後、JR小浜線東小浜付近に設置される予定です。また、本市付近以南は、主に山岳トンネルで通過し、京都府境へ向かいます。

新幹線新駅ができる場所と公表時期はいつごろ。

 おおまかな新駅の場所については、JR小浜線東小浜付近に設置される予定です。現在、具体的な場所の公表時期は明らかになっていません。
 今後は環境アセスメントの手続きの中で、具体的な新駅の場所が明らかになる準備書の公表を経て、令和4年度内に環境アセスメントの結果が公表される予定です。

北陸新幹線全線開業によるメリットは。またデメリットは。

 まず、新たな日本海側の国土軸が形成され、「災害に強い国土構造」となります。次に「交通利便性の向上」があげられます。小浜~京都間が19分、新大阪間が38分で繋がり、他都市との移動時間が大幅に短縮します。新幹線を通じた人の交流は、首都圏方面などにまで及び、さらに、飛行機を利用した交通アクセスも向上するため、小浜の新駅は全国、世界との交流にも利用されることが期待されます。このように全線開業により、本市の発展可能性を大きく広げるものと期待しています。
 一方で交通利便性の向上に伴い、本市から人の流れや地域の経済が吸い取られるストロー効果により、都市部に経済活動などが奪われてしまうことが懸念されますが、小浜市新まちづくり構想で掲げた目指す姿、「スマート&スローシティ」の実現に向けて、住む人・訪れる人が心惹かれる新たなまちづくりを進めていきたいと考えています。

北陸新幹線全線開業によって小浜のまちや私たちの暮らしはどう変わるの。

 小浜~京都間が所要時間19分で繋がることで、小浜のまちが京都エリアなど関西の生活圏になり得ると考えています。
 先端技術の遠隔治療や都市から小浜市への新幹線通勤による往診など、医療面の向上や新駅を中心とした新しい移動方法の導入等で交通利便性を向上させることができます。さらに、市民の方の行動範囲が広がることで、通勤・通学・文化活動への参加・旅行・買い物・通院など、都市の文化や様々なサービスに触れる機会が増え、暮らしの満足度の高まりが期待できます。

新幹線新駅に停車する列車はどれくらいあるの。

 北陸新幹線で運行している速達型(かがやき)は、1日あたり12~16本、各駅停車型(はくたか)は、1日あたり14~15本運行しており、各駅停車型のダイヤの平均間隔は60分前後となっています。小浜の新駅に停車する列車については、運行計画が具体的になる時期に議論されるものと考えています。

まちづくり計画の進み具合は。

 全線開業を活かしたまちづくりの方向性を示す「小浜市新まちづくり構想」を令和2年6月に策定しました。今後、新駅の具体的な場所などが明らかになることを踏まえ、新駅周辺のまちづくりなどについて、各種団体や市民の皆様からご意見やご提案をいただく場を設け、対話を重ねながら、新駅周辺エリアの整備方針や整備計画等の検討を進めていきます。

新幹線建設費に対する市の財政負担はどうなるの。

 新幹線建設費は、JRが支払う貸付料を除いた対象経費のうち国が3分の2、地方が3分の1を負担することになります。駅の設置が予定されている小浜市では、市内建設費の一部を対象に、地方負担分の10分の1程度を負担することになります。本市が負担する額については、今後の協議になります。
 市負担分は9割を借り入れで賄うことができ、その返済は、地方交付税で軽減措置が受けられることから、実質的な負担はさらに軽減されることになります。
 なお、新幹線開業後は、固定資産税など一定の税収が見込まれます。

財政負担割合

新幹線新駅周辺の整備など、多くの費用が必要になるけれど、財政計画をどのように考えているの。

 新駅周辺の整備については、現在、新駅の場所が示されておらず、整備計画もないため財政計画を策定できませんが、持続可能な財政運営を確保するため、今後、新駅周辺の整備計画を策定する際には、本市の負担額や整備費用等についても明らかにし、財政への影響を中・長期財政計画等に反映していきます。

北陸新幹線全線開業による経済効果はどれくらいあるの。

 全線開業が、小浜市を含めた福井県や経済団体などが求めている2030年度末頃までに実現すれば、約4兆3千億円の経済効果が得られる試算も出されています。関西と北陸の間を中心に、時間短縮によって全国で交流人口が活発になり、消費増加などによる波及効果なども期待されています。

高架が増えて景観が損なわれるのでは。

 新駅周辺エリアなどの新たなまちづくりを計画するには、本市の政策にあった景観づくりが重要です。市内を通過する高架橋については、施工技術の進歩によって柱間隔を長くすることや形状などについても十分に景観に配慮することを関係機関と協議していきたいと考えています。

新幹線開業によってJR小浜線はどうなるの。

 JR小浜線については、優等列車が走っておらず、新幹線開業により経営分離される並行在来線には該当しないものと認識しています。
 新幹線開業後も引き続き、地域の方の移動手段として、また、新幹線利用者の2次交通として、重要な役割を果たしていきます。

現小浜駅と新幹線新駅間のアクセスはどうなるの。

 小浜線利用のほかにバスなどの車両を利用した移動が考えられます。今後、新駅の場所などを踏まえ、利便性が高く利用しやすいアクセスの方法を検討していきたいと考えています。