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龍泉寺


龍泉寺庭園 本堂西庭・庫裏北庭

龍泉寺庭園
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指 定 所在地 管理者
平成27.3.31 県指定 小浜市新保 龍泉寺


 青雲山龍泉寺は曹洞宗寺院で、小浜市新保に所在する。本寺院は、天文10年(1541)宮川庄新保の霞美ヶ城主武田信高が建立したと伝える。開山は大功文政禅師である。『若狭郡県志』によると、霞美ヶ城主は粟屋元隆から守護武田信豊の弟信高に移り、そののち信豊の子と伝える彦五郎信方へ続いたとされる。
 龍泉寺庭園は本堂の西側と北東側に2箇所にあり、市指定文化財としているのは本堂西側の庭園である。本堂西側の庭園の主要部の広さは約700uで、山裾に園池が設けられる廻遊式林泉庭園である。陸部には本尊石・三尊石、石灯籠などが配されている。石材は山の斜面まで配されており、最高所にはお堂がある。園池には石橋と木橋が架けられ、園池側面には石を貼って護岸している。また、滝石組みや礼拝石が配されている。
 当庭園は安土桃山時代に作庭された可能性があり、大変貴重なものである。