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小浜市


酒井家文庫 1括

写真:酒井家文庫
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指 定 所在地 管理者
平成25.3.21 市指定 小浜市白髭(図書館内) 小浜市


 酒井家文庫は昭和16年に旧小浜藩主酒井家から寄贈された国書・漢籍が中心で、これらの調査分類や小浜市史の藩政史料編の編さんを進める中で、昭和52年には古文書や絵図類が同様に寄贈されて現在に至っている。
 資料総数は約2万6千点。藩主の藩政に関わる文書類や絵図、酒井家伝来の史書、小浜藩校の旧蔵本、藩の記録係であった山田吉令旧蔵本、小浜藩士の和田信二郎旧蔵本、小浜藩が生んだ国学者である伴信友文庫で構成される。
 文書類では、歴代藩主の文書やお手持本、将軍家からの文書、小浜や京都・江戸藩邸の絵図などがある。また、国書や漢籍にも貴重なものが多く、小浜藩医であった杉田玄白が翻訳に携わった解体新書の初版本などもある。さらには、国学者伴信友の資料が一括して保管されており、若狭の歴史を解明するうえで貴重な資料である。
 これほどの近世・近代資料が一括で保管されていることは全国的にも稀であり、かつ日本近世史を解明するうえで貴重な資料である。