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発心寺


紙本著色武田元光像(犬追物検見之像) 1幅


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指 定 所在地 管理者
平成19.4.20 県指定 小浜市伏原 曹洞宗発心寺


 万葉集にも詠まれている後瀬山は、その山麓をめぐって多くの古社寺が所在する。その後瀬山麓伏原別墅谷に若狭の守護職武田氏の5代元光が大永元年(1521)に創建した禅曹洞宗の巨刹発心寺がある。発心寺には絹本著色武田元光画像2幅を蔵している。
 騎馬図のものは縦84.7p×横49.3p、直線と円を巧みに使った異数の名作とたたえられている。天正2年(1574)7月英甫永雄の賛があり白馬上戯れの犬追物の図である。季欽は『画家名鑑』に依ると「姓氏詳かならず、遠敷村に生れ、多田村に住み、のち大明に渡り大成す」とある。