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指 定 |
所在地 |
管理者 |
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昭和34.9.1 県指定 |
小浜市加茂 |
小浜市 |
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加茂区には多数の古墳が散在している。そのうち加茂北山にある古墳が、県の史跡に指定されたものである。
加茂神社の北西の山麓に築かれた円墳で、若狭地方最大の横穴式石室を有する古墳である。俗に「づかな」といわれているが、塚穴の意であろう。古墳時代後期(6世紀後半から7世紀初頭)のものと考えられる。
いつ盗掘されたものか副葬品は残っていないが、石室は千数百年後の今日も何らの歪みも認められず、しっかりした構造を残している。
北古墳の石室は、ほぼ南に向いて開口し、玄室の法量は、長さ4.7m、高さ3.96m、奥壁幅は2.6mである。また、玄室の天井は4枚の石材でおおわれている。玄室と羨道の境界には両側壁に立石を置き、さらに羨道の天井は玄室の天井より約1m低く、明らかに区別されている。この羨道部の法量は長さ9.0mで、幅1.6m、高さ2.3mである。4枚の天井石がある。
南古墳の石室は、玄室の長さ4.2m、幅3.1m、高さ3.76mで、羨道部は、長さ8.28m、幅2.0mを計測する。
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