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明通寺


木造降三世明王立像 1軀


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指 定 所在地 管理者
昭和16.11.6 国指定 小浜市門前 真言宗御室派明通寺


 明通寺本堂内陣厨子の向って右側に侍立するのが降三世明王であるが、本来の脇侍ではない。
 真言陀羅尼の功力は絶大であるというが、その力を具現するのが明王部の仏像であり、平安初期にその図像がわが国にも伝えられた。
 不動明王を中心とする五大明王、八大明王がその代表的な例であるが、不動明王に次いで重要視されるのが、東方尊としての降三世明王である。五大明王とは不動明王を中尊として降三世、軍荼利、大威徳、金剛夜叉の四明王を東西南北に配したものである。
 像高252.4p、足下に大自在天と、その妃鳥摩を踏んでいる。四面八臂の姿で、頭には髻が火焰のように上をむいて立ち、四面それぞれに三眼をもつ。八臂のうち、胸前の二臂は交叉して降三世印と呼ばれる独特の忿怒拳を結び、他の六臂は左右それぞれに弓、杵、鉾、箭、戟、棒を持つのを普通とする。四天王が邪鬼を踏むのにかえて、左右に大自在天、右足にその妃を踏む形相がおもしろい。
 本像制作の時期は12世紀後半であろう。
 降三世明王像の典型は、京都東寺講堂の五大尊中にある。