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若狭彦神社


若狭彦神社(下社)のオガタマノキ


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指 定 所在地 管理者
昭和45.10.29 市指定 小浜市遠敷若狭姫神社境内 若狭彦神社(下社)


 若狭姫神社は下の宮ともいわれ、竜宮の乙姫さま、豊玉姫命を若狭姫大神と称えて奉祀している。創建は養老5年(721)といわれている。
 若狭姫神社に至り、隋神門より本殿に向うと、スギ、イチョウ、ムク、タブノキ等の樹木が静かな落ち着きを醸し出している。誠に神域の感が深い。
 本殿に向って右側に高さ18.50m、胸回り2.08m、東西の枝張り11.00m、南北の枝張り11.20mのオガタマノキが生えている。この木が市指定の天然記念物である。
 この木はもくれん科の常緑喬木で、房総半島以西の暖地及び亜熱帯に分布する樹木である。樹皮は暗緑色で平滑、葉は長楕円形、光沢ある革質。春、葉腋にやや紫色を帯びた白色の花を咲かせ芳香を放つ。
 「オガタマ」の名は、樹の枝を神前に供えて神霊を招祷(オキ)たてまつるところからオガタマとなったという説や、小香実、つまり小香(香のこと)でタマは実の形から来たという説などがある。
 このオガタマノキは、明治になってから御所より拝受、植栽されたという。