阿納尻

阿納尻（あのじり）区は、内外海半島の「付け根」と言っても良いような場所に位置します。

小浜の歴史年表を見ても、阿納尻遺跡は、縄文前期と記されていますので、内外海地域内でも古くから開発された集落のようです。

阿納尻の三叉路に、「いるか家」と「いるか地藏」があります。名が物語るように、その昔入り江に迷い込んだイルカの大群がお地蔵さんにお参りするかのように押し寄せてきました。ところが、イルカによって漁が出来なくなった漁師が、このお地蔵さんにお願いすると不思議にイルカが来なくなり漁ができるようになったそうです。

その三叉路横に、久須夜交流センター（内外海公民館）や小浜市立内外海小学校がありますが、三差路交差点（国道162号線）を海岸に沿って北に進むと久須夜半島になります。交差点から東へ500m進むと、向かって左側に旧阿納尻小学校の木造校舎が見えてきます。