ギャラリー

平成27年度に創設された「日本遺産」の第1弾(全国から18件)として、「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群~御食国若狭と鯖街道~」(小浜市、若狭町)が、平成27年4月、文化庁から認定されました。若狭は、古代から、海産物や塩など豊富な食材を都に送り、朝廷の食を支えた「御食国」の一つでした。昭和になって、若狭と京都とをつなぐ街道群は、「鯖街道」と呼ばれるようになり、その中で、最も古い鯖街道とされる遠敷川沿いの道「根来道(針畑越え)」は、小浜周辺から京都に向かう最短ルート。遠敷川の流域には、旧街道の面影を残す町並みや由緒ある古社寺、美しい山村集落などが展開します。

若狭歴史博物館

平成26年7月にグレードアップしてリニューアルオープンした福井県立若狭歴史博物館。若狭の豊かな文化遺産を保存公開しています。

萬徳寺

秋はモミジ、春はツツジが萬徳寺の枯山水庭園(国指定名勝)を彩ります。戦国時代には、若狭で唯一の駆込寺となった古刹。縁側に座って庭園を眺めると、心が洗われる思いがします。

若狭国分寺

現在、釈迦堂が立っているところが、古代、若狭国分寺の金堂跡。その南東側に塔跡があります。この付近(遠敷・松永地域)は、古代若狭の政治の中心地でした。

若狭神宮寺

毎年3月2日、奈良東大寺二月堂に香水を送る「お水送り」神事が、若狭神宮寺と鵜の瀬で行われます。苔の緑が濃い境内には、室町末期に再建された本堂、清水が湧き出る閼伽井戸、茶室などがあります。

鵜の瀬

お水送りで奈良への送水神事が行われる鵜の瀬。名水百選に選ばれ、給水所が設置されています。

上根来 下根来

遠敷谷の奥深く、標高約300mに位置する上根来と、そこから7kmほど下った谷あいにある下根来の集落。1500年にわたって、若狭人が根来道を都と行き来した山里。どこか懐かしく、心ひかれる日本の原風景です。

遠敷の町並み

若狭を東西に横切る丹後街道と根来道との分岐に広がる遠敷の町並み。県の「伝統的民家群保存活用推進地区」に指定され、住民の皆さんによる町並み保存活動が進められています。

森の水PR館

木工・陶芸・ガラス製品、ハーブ、竹炭・竹酢液、お土産品などを販売する森の水PR館。若狭の天然水で入れたコーヒー、ハーブティーが楽しめる喫茶コーナーも。お水送り神事を若狭和紙で再現した展示や、写真、書、絵画など作品展を開催。れいなん森林組合が経営しています。

関西電力(株)原子力事業本部 地域共生本部 広報グループ発行 越前若狭のふれあいNo.42号(平成27年8月29日)より引用