新保区は、宮川地区の中心部より東部に位置する農村集落です。
平成9年からの土地改良再整備に合わせて新保北川砂防(貯水)ダムが完成、また永年の悲願でありました新保南川・北川両河川の一体化整備と新保幹線道路改修の完成により集落の景観が一変しました。
古くは、区の東部に鎮座する大幡彦姫神社の社名からも新保村の旧称は大幡村(伴信友「神社私考」)であると考証されています。集落の北西谷間に所在する青雲山竜泉寺は霞美ヶ城(新保山城)城主、武田信高の創建(天文10年)です。
五穀豊穣の信仰は、現在も「戸祝い」や「子供神輿」など伝統行事の中に受け継がれています。