大戸区は、宮川の入り口に位置するこじんまりとした小さな集落です。

大戸区には弥和(みわ)神社という社の無い神社があり、地元では「さいの神」と呼んでいます。 かつては、「さいの神」の祭日に、丈夫でない子を社前に捨てて大戸の人に拾ってもらうと健康に育つといういわれから、しばしば仮の捨て子も行われていたようです。捨て子はどこの者でも良いのですが、拾うのは大戸の人でないと効力がないと信じられていました。

大戸区