小浜城下の北側に位置する西津地区宗像神社の祭礼です。7年毎(巳年と亥年)に行われる大祭で、13年に一度丑年の遷宮祭とともに、現在では5月4、5日に行われています。
神輿・船玉模型の巡行とともに、出し物(余興)には、棒振大太鼓、神楽、太刀、琵琶(神楽の変形で弁財天船をだす)があります。
現在の大祭は両日とも朝に宗像神社に芸能が囃しながら集まり、境内で奉納後にお旅所まで巡行。午後は各町内巡行後、お旅所に集合。夕刻、お旅所にて太刀の奉納後に神社に還御します。
小浜城下町の都市型祭礼に見られる大太鼓・神楽の他、船型の巡行や太刀の奉納など、高浜町の高浜七年祭や丹後地域との類似も見られます。城下祭礼・海に根ざした生業・海を介した丹後との交流などがみられる地域性を色濃く示す近世祭礼です。