遠敷地区紹介

歴史と文化の薫り高い遠敷の郷

関西電力(株)原子力事業本部 地域共生本部 広報グループ発行 越前若狭のふれあいNo.42号(平成27年8月29日)より転用

古代から「御食国」として、都の食と文化を支えてきた若狭の地。その中央に位置し、往来拠点として栄えた地域が遠敷です。 丹後街道と鯖街道とが交わり、人々は、根来坂、針畑峠を越えて、京の都に向かいました。 東大寺二月堂に若狭の水を送る「お水送り」行事や、若狭彦姫神社の祭礼「遠敷祭り」などいくつもの伝統行事が今なお継承され、街道沿いには若狭神宮寺、若狭国分寺、萬徳寺をはじめ名所古刹が集積しています。

一方で、JR東小浜駅を中心として国や県の公共機関が集中し、近年の幹線道路や舞鶴若狭道の整備開通などにより、現在でも若狭の交通の要衝としての役割を果たしています。 また、平成31年春には、近隣4地区の小学校が統合し、開校を迎える小浜美郷小学校の造成工事が開始されています。 このように、遠敷は、悠久の歴史文化に抱かれながら、新しい時代に向かって、着実に歩みを進めています。

遠敷地区に存在する文化財等

神社 主な文化財や名勝など

若狭彦神社(竜前)   太刀・オガタマノキ・詔戸次第 若狭姫神社(市場) 若狭姫神社(国分) 小浴神社 (金屋) 熊野神社 (金屋) 八幡神社 (忠野) 白石神社 (下根来) 椿群生林 (市指定天然記念物) 八幡神社 (下根来) お水送り (山八神事) 八幡神社 (中の畑) 熊野神社 (上根来)

寺院

天台宗   神宮寺 真言宗   萬徳寺 曹洞宗   神通寺・国分寺・蓮華寺・正明寺 見昌寺・瑞雲寺・宗福寺 浄土真宗  西光寺 日蓮宗   妙行寺

重要文化財など

国分寺 木造薬師如来坐像      一躯 (国)重要文化財 木造釈迦如来坐像(丈穴) 一躯 (市)文化財 木造阿弥陀如来坐像     一躯 (市)文化財 釈迦堂           一棟 (市)文化財 若狭国分寺跡           (国)指定 萬徳寺 木造阿弥陀如来坐像     一躯 (国)重要文化財 絹本著色弥勒菩薩像     一幅 (国)重要文化財 庭園            一幅 (国)指定名園 絹本著色不動明三童子像   一幅 (国)重要文化財 絹本著色童子経曼茶羅図   一幅 (県)指定 他に三幅あり 神宮寺 神宮寺本堂         一棟 (国)重要文化財 仁王門           一棟 (国)重要文化財 木造  男神坐像      一躯 (国)指定 木造  女神坐像      一躯 (国)指定 スタジイ(椎の来)     一本 (市)指定 蓮華寺 薬師如来立像(銅造)    一躯 (国)指定 梵鐘            一口 (県)指定 造阿弥陀如来坐像及び両脇侍 三躯 (市)指定 遠敷5区自治会  大般若経     600巻 (国)指定 中村区      大般若経     600巻 (県)指定 若狭彦神社    太刀       一口 (国)指定 詔戸次第     一巻 (国)指定

天然記念物

百里ヶ岳     シャクナゲ   (県)指定 伯父ヶ谷     トチノキ    (市)指定 若狭彦神社    オガタマノキ  (市)指定 (下社)

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