文化財情報

熊川番所

有形文化財(建造物) / 若狭町 / 【構成文化財】熊川宿

寛永年間(1624~44年)に小浜藩主酒井忠勝が設けたとされています。正保2年(1645)の「若狭敦賀之絵図」では、番所は中ノ町に所在していたことになっていますが、寛政年間(1789~1801年)の「熊川山絵図」には現在地に番所が描かれており、番所の位置が変わったことが分かります。
 番所には二人の役人が勤めており、通行人の取り調べのほかに、移出入荷物への課税を行い、藩の財政に大きく貢献していました。明治3年(1870)に廃止され、建物は民家として増改築がされ利用されてきました。
 平成14年(2002)に町が買い取り、復元整備を行いました。内部には刺又(さすまた)、突棒(つくぼう)、袖(そで)がらみなども展示し、公開されています。伝建地区の中では唯一の番所建物です。

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小浜市・若狭町日本遺産活用推進協議会福井県小浜市若狭町

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