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谷田寺


木造金剛力士立像 2躯


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指 定 所在地 管理者
平成19.4.16 市指定 小浜市谷田部 高野山真言宗谷田寺


 金剛力士像は金剛杵をもった夜叉のことで、一般に「仁王さん」として親しまれる像である。阿吽の二像により寺院の門に安置され、寺院を守ることからこう呼ばれる。
 谷田寺の金剛力士像は、同寺の山門に安置されている。明通寺像に比べると多少素朴ではあるが、迫力のある造形には鎌倉時代の作風が顕著に見て取れる。小浜市周辺では明通寺像に次ぐ金剛力士像といえる。
 針葉樹の寄木造で、彩色、彫眼。像高は阿形像226.0cm、吽形像227.0cmを測る。
 像が安置される山門から内外を見渡すと、鎌倉期以後、七堂伽藍と多くの僧坊を兼ね備えた跡地が今でも確認でき、谷田寺の隆盛が偲ばれる。