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極楽寺


絹本著色釈迦十六善神像 1幅


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指 定 所在地 管理者
平成19.4.16 市指定 小浜市白鳥 天台真盛宗極楽寺


 釈迦十六善神像は、釈迦三尊を中心に、十六善神および玄奘三蔵 、深沙大将等の眷属を配した画像で、大般若経を転読する際に、本尊として懸けられ、宗派を問わず多くの寺院に伝来している。
 本図は天蓋のもと、画面中央に湧雲を背にして蓮台上に坐す釈迦如来を大きく描き、その下方左右に文珠・普賢の両菩薩立像を配している。その下方には天女形の功徳天と老相の僧形(法涌菩薩か)を、さらにその下方には大般若経をインドより請来した玄奘三蔵と、三蔵法師を守護した深沙大将を表している。その左右には、四天王を含む夜叉形の十六善神を八尊ずつ配し賑やかな構成となっている。
 絹地や作風から室町時代前期、15世紀前半頃の制作と判断される。