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指 定 |
所在地 |
管理者 |
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平成11.3.24 市指定 |
小浜市国分53-1 |
曹洞宗国分寺 |
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若狭国分寺跡に建つこの寺院は、発掘調査で金堂や塔等の遺構も確認されており、その境内地は国指定史跡なっている。この寺院の別当寺であった明通寺(小浜市)に国分寺再建に関する文書が残されており、その内容と現釈迦堂(旧金堂跡)の様式等から判断すると、宝永2年(1705)頃に建立されたものと考えられる。
構造は正面5間(12.17m)、側面5間(10.96m)、入母屋造茅葺(現在は鉄板で被覆)である。柱はすべて円柱で、3間×2間の内陣の前に3間×1間の礼堂を付し、この四周に1間の庇を廻らす構成で、礼堂正面4本の柱は虹梁を用いて省略する。この構成は、中世密教系寺院本堂の影響を強く受けたものといえ、全体に古い様式をよく伝えておりすぐれた建物である。
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