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指 定 |
所在地 |
管理者 |
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昭和29.12.3 県指定 |
小浜市谷田部 |
高野山真言宗谷田寺 |
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谷田寺は、今は昔時の堂塔伽藍のおもかげも失われて、僅かに本堂、観音堂、山王社、山門等を遺すに過ぎない。しかし由緒ある寺院だけに、『若州管内寺社什物記』には、本尊千手観音、脇侍不動明王および毘沙門天を開基の作とし、弘法大師筆不動尊1幅、唐絵涅槃図等を挙げている。
涅槃図は鎌倉時代の作で、法量は縦135p×横132p、割合によく保存された秀品とされる。沙羅双樹のもと、北枕西面右脇を下に身を横たえ、多くの弟子や動物など一切有情の悲しみの中に入涅槃せんとする姿をうつしたものであって、弘く衆生済度した仏祖の徳をうかがうことが出来る。
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