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指 定 |
所在地 |
管理者 |
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昭和45.10.19 市指定 |
小浜市青井 |
臨済宗南禅寺派高成寺 |
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廿八祖の肖像画は縦28p×横21.8p、薄板を芯にして上下に3.6pの銀箔で縁をとり、中央の金箔地に直径18pの円に肖像画を描き、これをつぎ合わせ折りたたみ式の形式をとっている。折りたたんだ厚さは7pである。
肖像は墨書淡彩の唐画で筆者は不明であるがよく保存されて同宗の逓代伝法祖師の肖像画としては得難い史料である。
廿八祖とは釈迦牟尼仏より経て廿八代の達磨大師を初祖と仰ぎ連綿として宗風を宣揚し法灯を継承された祖師をいうのである。この廿八祖の肖像画は、竺仙梵僊が渡来のとき持参したものと伝えられ、梵僊が高成寺開山大年和尚に与えたものと伝えられている。
開山大年和尚は梵僊の法嗣であり、梵僊が大年和尚に与えている重文の紙本墨書印可状がある。なお、梵僊が使用していたと伝えられている衣環も当寺に保管されている。梵僊は鎌倉の浄妙寺に住し、また京都南禅寺にも住山している。
廿八祖の肖像画は次の順次に描かれている。
初祖達磨、二祖慧可、三祖僧璨、四祖道信、五祖弘忍、六租慧能、南岳懐譲、馬祖道一、百丈懐海、黄檗希運、臨済義玄、興化存奘 、南院慧顒、風穴延沼、破庵祖先、汾陽善昭、慈明楚円、揚岐方会、円爾聖一、五祖法演、円悟克勤、虎丘紹隆、應庵曇華、密庵咸傑、首山省念、白雲守端、無準師範、円鑑。
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