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極楽寺


木造阿弥陀如来坐像 1軀


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指 定 所在地 管理者
昭和32.3.11 県指定 小浜市白鳥 天台真盛宗極楽寺


 極楽寺は明応元年(1492)天台宗真盛派の開祖、円戒国師の弟子真明の開基とされ、もとは須崎町(現、多賀区)にあったと伝える。
 本尊阿弥陀如来坐像は像高151.5p、桧の寄木造りで、各部の材は薄手に仕上げられ、像表全体に堅地の漆を施し、漆箔仕上げとしているが、箔はいまほとんど剥落している。
 頭部の肉髻も大きく、それに刻む螺髪の粒も大き目で、平安朝の仏像にくらべると。相好もより男性的に、鼻稜の線も直線的でつよい。両手はいわゆる来迎の印を結び、親しみやすい形をつくっているが、膝前はその張りがつよいのに薄手で、やや弱い感じが否めない。鎌倉時代末期の作と推定される。