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指 定 |
所在地 |
管理者 |
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昭和31.3.12 県指定 |
小浜市城内一丁目 |
小浜神社 |
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小浜漁港から南川をはさんで間近に、高い石垣に囲まれた老樹の森が見える。そこには、今は小浜藩祖酒井忠勝をまつる小浜神社の境内地となっている小浜城址がある。
関ヶ原合戦の後、若狭の国主は京極高次となり、慶長6年(1601)に、この地雲の浜に住む漁師たちを北の方(西津郷)に移住させて築城にとりかかり、京極忠高が寛永11年(1634)松江に転出の後、酒井忠勝が小浜城主となって天守閣の造立に着手し、同13年(1636)10月に完成した。
それから酒井家14代、238年間の居城となったが、明治4年廃藩置県に際して城内に小浜県庁が設置された。しかし間もなく大阪鎮台分営のための改修工事中、明治4年(1871)12月二の丸櫓から出火し、旧城大部分を焼失して、今は城郭の石垣を残すのみとなった。
城地総面積は62.492u、本丸面積10.347u、天守閣上層(3間×4間)、中層(5間×6間)下層(7間×8間)、総高29m、石垣の高さ11m、石垣の根廻り18mと20m。
天守閣跡には礎石の残存がみられ、西側眼下に小浜湾を望むことが出来る。南・北両河川を城の外堀とし、四方を水で囲まれた要害の地であった。
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