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小浜市


若狭蘇洞門(わかさそとも)


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指 定 所在地 管理者
昭和9.1.22 国指定 小浜市矢代、若狭、宇久、泊(小浜湾外海) 小浜市


 小浜港を出て双児島まで4q。双児島から更に4qで、小浜湾口の松が崎に達する。ここから、東にまわって約6qにわたる海岸、久須夜ヶ岳(619m)の北裾を外海の波浪が洗うところが、国の指定を受けている名勝「そとも」である。小浜湾の背面(外面)にあたるので名づけられたといわれる。中でも大門小門の洞門が代表的な豪壮な景観を呈するので「蘇洞門」の文字が使われている。
 「そとも」は花崗岩が波に打ち崩され、方状節理にそって海蝕してできた奇岩、洞窟、断崖が連続し、その間に断崖から落ちる滝が点在して、壮大、しかも優雅な風景をくりひろげる。
 大門小門は方状節理の海蝕で中が打ち落され、周囲が柱状に残って、船も通れる位の洞門になったものである。唐船をつないだと伝えられる唐船島は柱上の岩で、表は羅漢群像のような海蝕岩壁をつくり、裏側は縦横の節理の線が網をかけたようにみえ、一名網懸岩ともいわれる。