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指 定 |
所在地 |
管理者 |
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昭和37.6.21 国指定 |
小浜市羽賀 |
高野山真言宗羽賀寺 |
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むかし鳳凰飛来して、その羽を落して行った霊地にちなんで、この寺を鳳聚山羽賀寺と名づけたという。行基が勅命を奉じて創建したという名刹だけに、寺坊18をそなえたというが、今は往時を偲ぶ姿もなく、僅かに本堂と本尊を遺すのみとなった。
本堂は昭和41年9月に解体修理され、室町中期文安4年(1447)に再建された当時の偉容に接することが出来るようになった。
桁行13.74m(5間)、梁間14.63m(6間)、棟高13.21mの規模である。桧皮葺き入母屋造りに、各部和様を基調とする本堂のたたずまいは、屋根の勾配の柔らかさ、軒廻りの線の美しさなど調和して遠い由緒を持つ名刹に恥じない。
小浜の地には、鎌倉期の明通寺本堂・妙楽寺本堂、室町中期の羽賀寺本堂・飯盛寺本堂、それから室町末期の神宮寺本堂建築へと、時代を追い、程よく年次を隔てた遺構をもっている。
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