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指 定 |
所在地 |
管理者 |
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昭和45.10.29 市指定 |
小浜市神宮寺、神宮寺境内 |
天台宗神宮寺 |
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神宮寺の本堂に向って左側にシイの巨木が生えている。根廻り15.27m、目通り6.17m、高さ17.50m、東西の枝張り22.80m、南北の枝張り21.00mのスダジイである。仁王門近くや本堂の裏などにもシイの巨木が見られるが、おそらく鬱蒼としたシイの森であったのだろう。スギを主とした近くの若狭彦神社の社叢と比較してみるのも面白い。
シイはぶな科の常緑喬木で、ツブラジイ、スダジイ、マテバシイなどの総称で日本海側では佐渡以南の暖地の沿岸地方に分布する樹木で全国的に巨樹が多い。神宮寺のスダジイは全国的には25番目くらいであり、石川県輪島市の岩倉寺境内にあるシイに次いで大きなものである。福井県では、三方町成願寺のシイに次いで2番目に大きい。樹令は約400年ぐらいと思われる。
なお、本堂前のコウヤマキの巨幹は建物に面した側が大きく枯れている。数回の落雷による損傷という。
スダジイの近くに青畝の句碑がある。
――鷲や鳶 翅たわませて青嵐――
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