若狭小浜のデジタル文化財 TOP 文化財とは デジタル文化財図録 - 用語解説 文化財マップ 小浜の歴史 文化財年表 戻る
竜前区


銅造梵鐘 1口


※画像クリックで拡大写真



<IMG src="map/070.png" width="250" height="200">
指 定 所在地 管理者
平成12.3.21 県指定 小浜市竜前 竜前区


 遠敷の若狭彦神社上社の手前、約200mのところ、道端の鐘楼に梵鐘がある。竜前区が管理しており、集会の時に撞く位のものである。
 江戸時代初期、音無川の岸にあった。

上廻り 160cm
下廻り 220cm
高さ 105cm
直径 外 71cm 内 57cm
竜頭高さ 20cm
竜頭幅 20cm
竜頭から下まで 125cm
撞坐廻り 225p

の大きさの銅鐘である。
 銘は「若狭国鎮守一宮 暦應亖年辛巳九月廿三日丁酉大願主法眼和和尚位圓海」と刻まれている。若狭一の宮(若狭彦神社)に奉納されてあったものを、明治の神仏分離の際、神域から運び出し、以来竜前区が管理するところとなって現在に至ったものである。
 なお年号は「暦應亖年」と刻まれている。辛巳は暦應4年(1341−南北朝時代)に当る。亖年と書いて4年と読ませることは外にもあり、その一例としてまことにおもしろい。