さんちゃんと一緒に若狭塗箸を知ろう!
若狭小浜は若狭塗箸のふるさと。
日本の塗箸の80%以上がここから生まれています。
若狭塗箸は、約400年の歴史を持つ小浜市の地場産業(古くから小浜市に根付いた特色ある産業)のひとつです。
| 弥生時代 (紀元前300年~300年) |
弥生時代の末期に、中国から日本に箸が伝わったと言われています。当時の箸は、細く削った竹をピンセット状に折り曲げた形で、神様が使う神器で、天皇だけが使うことを許されていました。一般の人々は手づかみで食事をしていました。 |
|---|---|
| 飛鳥時代 (592年~710年) |
聖徳太子が中国(隋)に派遣した使節(遣隋使)が中国式の食事の作法を持ち帰り、貴族は普段の食事に箸を使うようになりました。 |
| 奈良時代 (710年~784年) |
このころから折り曲げた箸ではなく、二本一組の箸になり、一般の人々も竹や木を削った箸を使うようになりました。 |
| 鎌倉時代 (1192年~1334年) |
箸だけを使った日本独自の食事法ができました。 |
| 室町時代 (1334年~1596年) |
箸で食べやすいような日本料理の原形ができました。 |
| 江戸時代 (1597年~1868年) |
塗箸が登場。飲食店の流行で箸の普及が拡大しました。また、若狭塗が誕生。この時代に日本全国のほとんどの漆器産地が確立し塗箸も多様化きました。 |
| 明治10年 (1935年) |
奈良県吉野で現在の割り箸が生まれたと言われています。 |
| 昭和30年 (1955年) |
作業性の良い化学塗料が開発され、塗箸の大量生産が可能になり若狭塗箸の市場シェアは拡大しました。 |
●若狭塗のはじまり
若狭塗は、江戸時代の慶長年間(1597年)その当時この若狭地域を治めていた小浜藩のご用塗師 松浦三十郎が中国の漆芸にヒントを得て、海の底の様子をデザインしたものが始まりとされています。
●お殿様が1番のファン
寛永11年(1634年)若狭の国を治めることになった酒井忠勝というお殿様が『若狭塗』と命名し、藩を挙げて手厚く保護奨励しました。その惚れ込みようは、酒井家秘宝の技術とするだけでなく、他藩への技術流出を禁止したほどです。
江戸中後期にかけては若狭塗の黄金時代で、金銀箔を利用した技術や若狭塗の最大の特徴である卵殻、貝殻を利用した技術のほかにも、蒔絵(漆で絵を書く技術)など、200種以上にもおよぶ技術が完成されていたと言われています。
明治16年初めて海外への輸出が試みられ、大正・昭和にかけて新しい時代に合うデザインが考えられ続け、昔からの伝統のデザインに現代的な感覚を取り入れたデザインの創作に励みをかけています。
現在の生産量は約7,200万膳で日本第一位。売上高は約100億円。全国のシェアは80%です。
| 種 類 | 15年前 | 5年前 | 近 年 |
|---|---|---|---|
| 研ぎ出し | 2,600万膳 | 950万膳 | 1,140万膳 |
| 転写 | 2,000万膳 | 5,000万膳 | 6,000万膳 |
| 塗り立て | 25万膳 | 30万膳 | 35万膳 |
| 木地箸 | 15万膳 | 20万膳 | 25万膳 |
| 合計 | 4,640万膳 | 6,000万膳 | 7,200万膳 |
質素倹約を美徳とする徳川時代では、華麗な若狭塗は一部の公家や武家、裕福な商家で使う調度品として扱われました。
若狭塗に汁椀などの庶民的な生活道具がないのはそのためです。
文久2年(1862年)皇女和宮が徳川家に御降家のお支度品の塗物はすべて若狭塗で整えられました。
●お箸の材料の輸入先
お箸の原材料は、昔は、国内の木や竹を使って作っていましたが、国内の木材価格の高騰などから、現在では、中国や東南アジアの国から輸入しています。
原材料・木地の輸入先
*木地:お箸や漆器を作る過程で、漆や塗料を塗る前の木や竹の地肌のままのお箸や器物。
| 材 質 | 原産国 |
|---|---|
| 木 | 日本・中国・インドネシア・マレーシア・ベトナム |
| 竹 | 中国 |
●お箸を取り扱っている会社やはたらいている人の状況
| 業種 | 会社数 | 従業員 | 外注 (内職者数) |
合計人数 |
|---|---|---|---|---|
| 木 地 | 4社 | 23人 | 20人 | 43人 |
| 製造 | 19社 | 315人 | 320人 | 635人 |
| 販売 | 22社 | 505人 | 530人 | 1,035人 |
| 合計 | 45社 | 843人 | 870人 | 1,713人 |
世界中では、手づかみで食べる国のほうが多く、世界の人口の約半数が手づかみです。南北アメリカおよびヨーロッパなどではナイフとフォークを使用しています。箸とスプーンを使っているのが、中国や韓国、東南アジアの国々。日本の場合は、最近ナイフとフォークも使うけれども、昔は箸だけでした。箸だけで食事するのは日本だけです。

| 食 法 | 人 数 | 主な国・地域 | 主 食 |
|---|---|---|---|
| 箸 | 15億人(28%) | 日本・中国・韓国・シンガポール・ベトナム等 | 粘りのある米 |
| ナイフ・フォーク | 15億人(28%) | 南北アメリカ・ヨーロッパ・ロシア等 | パンと肉の併用 |
| 手 | 23億人(44%) | 東南アジア・インド・中近東・アフリカ等 | パサついた米いも類・果実 |
●箸食の違い
| 国 名 | 特 徴 |
|---|---|
| 中 国 | ごはん・おかずは箸、汁物はスプーン |
| 韓 国 | ごはん・汁物はスプーン、キムチ等のおかずは箸 |
| タイ・カンボジア・ラオス | ごはん・おかず・汁物はスプーン、汁に入った麺類は箸 |
| 日 本 | すべて箸。汁物椀は木製が発達 |













