小浜城復元整備計画は?

 いま、市民のなかで「どうして、いま小浜城復元なの?後瀬山城跡の整備を!」というご意見を頂戴します。後瀬山城は、既に平成9年5月、国の史跡として指定を受け、今後の保存計画のもと、発掘調査の結果を踏まえて環境整備が着実に進められます。しかし、小浜城は、貴重な県民の財産でありながら保存するための方策がなく、そのため国の史跡指定をめざしながら、市民の方々のご理解とご協力がなければ進まない事業であります。

 よって永年の夢であった小浜城復元事業は、平成12年度に「小浜城等復元研究プロジェクトチーム」を発足させ、平成14年7月に小浜城復元のための提言書が小浜市に提出されました。その提言書では、小浜城を若狭のシンボルとし、小浜城を中心とした「城内の一大公園化」を提案しています。本市では、これらの提言をうけて、平成15年11月、「小浜城復元市民の会発起人会」を立ち上げ、復元整備に向けて一歩を踏み出しました。

 この小浜城の復元事業は、永い年月を要する事業であると思われますが、近い将来必ず行なわれるであろう南川改修工事や国道162号の改良工事を前にして、市民の英知を集めながら、小浜城の遺構を保存しながらの復元をめざしていきたいと考えています。

 小浜城は、築城の際の設計図をはじめ古絵図や鳥瞰図など15点や、明治時代に撮られた写真など多数の資料に恵まれ、往時の姿を正確に復元できる日本でも数少ない城であることから、城郭の復元も、歴史を後世に正しく伝えるため、史実に忠実な復元をめざしています。完成すれば、高さ18m余の木造の天守閣が復元されることとなります。

 福井県立若狭歴史民俗資料館では、開館15周年を記念して45分の1の外観模型を作成し、ロビーに展示し気運の醸成に役立ててくれています。

 現在、福井県指定文化財の史跡として指定された県民共有の貴重な文化財を、さらに国民の共有の財産として国史跡指定をめざすなかで環境整備を実現し、そのなかで天守閣の復元を検討していきたいと考えています。小浜城が、かつての雄姿をそのままに、小浜市の新しいシンボルとしてその姿を現すために、復元市民の会に参加し、併せて復元のための寄付金を納入していただきたいと念願するものであります。

小浜城等復元想像図(復元プロジェクト提言書より)



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