塗箸産業のお話~全国塗箸生産日本一~
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【箸産業について】
塗箸は全国の九割の生産量を誇る産業です。若狭塗箸は貝殻や金銀箔を漆で何度も重ねて塗ったあと、美しい紋様を研ぎ出す高級品から、モダンなデザインのものまでバリエーションが豊富です。
箸の専門店もあり、小浜を代表する物産のひとつで、8月4日には箸を供養する「箸まつり」も行われます。
【若狭塗りのはじまり】
若狭塗は小浜藩の御用塗師「松浦三十郎」が支那漆器の一種存星をヒントに、海底の様子を意匠化して考え出したのがはじまりです。
江戸中後期にかけては若狭塗の黄金時代で、箔押し研出し技法(青貝・卵殻)、螺鈿以外にも蒔絵の技法も併用され、200種以上にも及ぶ塗手法が完成されていたと言われています。